子育て情報『突然の嘔吐…もしかして「自家中毒」?原因や発達障害との関連も【医師監修】』

2023年11月26日 14:15

突然の嘔吐…もしかして「自家中毒」?原因や発達障害との関連も【医師監修】

繰り返しますが、ほとんどの子どもは10歳を過ぎると症状は落ち着く傾向にあります。また、一般的に後遺症などはなく、予後も良好といわれているので、動揺せずに対応することが大切です。


「わが子が自家中毒かも?」と感じたら?

「自家中毒」は、精神的なストレスなどの刺激に反応して吐き気、腹痛、頭痛や倦怠感などが表れる病気です。多くの症状を伴うため判断がつきづらいといえます。「わが子が自家中毒かも?」と感じていたら、家庭の中だけで抱え込まず、医療機関を受診して医師の診察、判断を仰ぎましょう。ほとんどの場合は成長後に症状が落ち着くといわれていますので、子どものストレスやつらい気持ちに寄り添いながら治療を進めていきましょう。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。


神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.