ワンオペ育児で限界…育児疲れを防ぐには?動画の見過ぎと発達の関係も【医師QA】
子育てに関する相談窓口はたくさんあり、電話、SNS、メールなどさまざまな方法で相談が可能です。東京都の窓口を掲載しますが、各自治体にも同様なWEBサイトがあると思いますので、つらいと感じたときは早めに相談するようにしましょう。
https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/st/soudan/support.html
参考:相談窓口|東京都こども子育て相談窓口
また、子どもの発達が気になる場合は専門機関に相談することも重要です。子どもに発達上の特性があるときは、その特性に応じた対応をすることが大切ですが、ワンオペ育児をしている中で一人で適切に対応することは難しいと言えるでしょう。そこで、専門家の力を借りて、発達の気になる子どもの特性の把握や対応方法のアドバイスなどを受けることで、子育ての大変さを減らしていくことにもつながっていきます。
発達の気になる子どもの相談先としては、
・発達障害者支援センター
・児童相談所
・保健センター
・かかりつけの小児科
などがあります。
相談しやすい場所から問い合わせてみるといいでしょう。
まとめ
ワンオペ育児は保護者の一人が育児の大部分を担うことで、孤独感などから保護者の心身に悪影響が出る可能性も指摘されています。
ワンオペ育児は社会的な背景や家庭の事情もあり仕方がない部分もありますが、できるだけパートナーと役割分担することや、公的、民間の家事や子育てサービスを活用することで負担を軽減させていくことも大切です。また、子どもに発達の遅れや、発達の凸凹がある場合は、こだわりが強かったり癇癪が激しかったりと、一人での対応がより難しくなることも考えられます。子どもの状態によっては、療育手帳や通所受給者証を取得して、さまざまな福祉サービスを利用できる可能性があります。
福祉サービスには、子どもの特性に合わせた支援が受けられる通所支援のほか、レスパイトと呼ばれる一時預かりやショートステイなどのサービスもあります。詳しくは、自治体の障害福祉窓口にご相談ください。
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」