知的障害、0歳での兆候は?遺伝や相談先について解説【医師監修】
なお、この上記のような症状がみられる場合も、必ずしも知的障害(知的発達症)があるというわけではありません。
知的障害(知的発達症)がある場合、運動発達面での発達の遅れなどがみられることが多いとされています。例えば、下記のような症状があげられます。
・あまり泣かない、またはいつも泣いている
・首が座るのが遅い
・寝返りをするのが遅い
・座位をするのが遅い
・ずりばいをしない
・ミルクの飲みが悪い
・低緊張がある
・全体的に発達の遅れがみられる
ただ、ほとんどの子どもには幼稚園に入る3歳頃までは、周りが気づくような症状はみられないとも言われています。
また、0歳の赤ちゃんの発達は個人差が大きいため、上記のような様子がみられて心配な場合は、専門機関に相談するようにしましょう。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/19-%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%83%BD%E5%8A%9B%E9%9A%9C%E5%AE%B3
参考:知的能力障害|MSDマニュアルプロフェッショナル版
https://doi.org/10.11251/ojjscn1969.26.498
参考:山田 和孝著「精神遅滞児の運動発達面でのスクリーニング検査」『 脳と発達』26巻(1994)6号 p. 498-503
0歳頃に表れる知的障害(知的発達症)の症状をチェック
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※発達や成長に加え症状や特性には、この時期大きな個人差があります。当てはまる反応や行動の数が多いからといって、すぐに知的障害(知的発達症)と診断されるわけではありません。
発達の遅れが気になる……どこに相談をすればいい?
0歳の赤ちゃんに前の章で紹介した様子がみられたり、発達の遅れが気になる場合に相談できる窓口が複数あります。
心配な気持ちは家庭だけで抱えるのではなく、専門機関に相談するといいでしょう。