2歳、知的障害の症状、軽度の場合は?受けられる知能検査、相談先など【医師監修】
を測るための検査として知能検査があります。検査の種類ごとに受けることができる年齢が異なっていますが、その中で2歳から受けることができるものもあります。
代表的なものの一つは田中ビネー知能検査で、2歳から受けることが可能です。もう一つはWPPSI(ウイプシイ)知能検査で、2歳6ヶ月から受けることができます。
知能検査の結果は知的障害(知的発達症)の診断や療育手帳の取得のために使用されるほか、得意や苦手な領域が分かるため子どもへの関わり方や支援の参考としても活用されます。
知能検査が受けられない場合には、新版K式発達検査を受けることもあります。
知能検査・発達検査は発達外来を行なっている小児科、児童精神科などの医療機関、自治体の教育支援センター、民間の実施場所などで受けることができます。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-040.html
参考:知能指数 / IQ(ちのうしすう)|e-ヘルスネット
https://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/bine5.html
参考:田中ビネー知能検査 V(ファイブ)|SACCESS・BELL
https://www.nichibun.co.jp/seek/kensa/wppsi3.html
参考:WPPSI™-III知能検査|日本文化科学社
2歳頃に表れる知的障害(知的発達症)の症状チェックリスト
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※発達や成長に加え症状や特性には、この時期大きな個人差があります。
当てはまる反応や行動の数が多いからといって、すぐに知的障害(知的発達症)と診断されるわけではありません。
発達の遅れが気になる……どこに相談をすればいい?
言葉をなかなか話さないなど、子どもの発達の遅れが気になる場合の相談先を紹介します。
かかりつけ医
子どもの発達や育児について気になる場合は、予防接種や診察で行っているかかりつけの小児科に相談してみましょう。普段から子どもの様子を見てくれているので相談もしやすいです。
保健所/保健センター
保健所や保健センターは自治体ごとに設置されており、保健衛生に関する業務を行っているほか、医師や保健師などの職員が子どもの発達を含めた健康相談なども行なっています。