WISC(ウィスク)検査とは?IVとVの違い、結果の見方も【専門家監修】
1.専門機関でしか受けられない
2.知能検査では測れないものもある
まず、WISC検査は医療、福祉、心理・教育などの専門機関でしか受検することができません。さらに、検査を実施できるのは限られた人になることもあり、受けたいと思ってからすぐに受検できるわけではありません。
具体的な実施場所には以下のような機関があります。
・教育相談センター
・児童相談所
・発達障害者支援センター
・児童発達支援センター
・医療機関
教育相談センターや児童相談所など公的な機関では、面談などを通して必要性が認められたうえで無料で受験できる場合があります。
医療機関は小児科や児童精神科などで受けることができ、自費で受ける場合と、医師により必要が認められて保険診療となる場合があります。自費の場合は15,000円~20,000円程度かかることが多いようです。どちらも、診察料や報告書作成費用などが別途かかることもあります。
また、WISCでは、例えば芸術性や創造性などの個性や、共感性などの能力は算出することができないので、そのこともデメリットと言えるかもしれません。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-040.html
参考:知能指数 / IQ(ちのうしすう)|厚生労働省e-ヘルスネット
https://www.city.suginami.tokyo.jp/kosodate/yakudatsujoho/sugilabo/news/r01/1055217.html
参考:わが子の育て辛さを感じたら「WISC(ウィスク)検査と発達障害」|杉並区
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/77079.pdf
参考:Ⅲ 発達検査の活用|山口県
WISC検査の結果の見方は?数値の凸凹が大きいとどうなる?検査の活用方法は?
ここではWISC検査の各主要指標の数値が高いとどのような特徴があるのか、また数値が低いとどのような困りごとが起きやすいのかご紹介します。
・言語理解指標(VCI)が高い場合
語彙力が高く、読み書きや文章の理解が得意
・言語理解指標(VCI)が低い場合
先生の口頭での指示や、プリントや黒板に書かれた文章が理解できないことがある
・ワーキングメモリ指標(WMI)