特別支援学校中等部で不登校に。卒業後は進学、就職?福祉事業所説明会に行ってみると
、一般企業への就職活動など他のことでこの先不利になることがあるのではないかと、息子は入学時からずっと気になっていたようです。
そこで夏休みに、特別支援学校内で開催される「福祉事業所合同説明会」に参加してみることにしました。
Upload By 花森はな
就労継続支援って?
福祉事業所合同説明会当日を迎えました。どのような感じか全く想像がつかなかったのですが、体育館のような大きな会場で行われるのではなく、地域別で教室が区切られており、事業所ごとのブースが設けられていました。あらかじめ人が多いことが予想されていたので、混雑しているところではパニックが起きやすい息子の参加は難しいだろうと判断し、今回は私一人で参加することにしました。
まず自分が住んでいる地域の教室に行きました。各ブースを回る前に、受付で説明会全体の概要や、就労継続支援A型とB型の違いについて教えていただきました。
就労継続支援A型とは、障害のある方が一般企業などでの就職が困難な場合に、一定の支援がある職場で雇用契約を結んだうえで働くことができる障害福祉サービスのことです。
働く時間は事業所によりさまざまなパターンがあります。基本的に4時間以上〜6時間未満の事業所が多くなっています。働く日数は「週3~5日程度」という事業所がほとんどで、週の出勤日数を相談しながら決められる事業所もあります。
就労継続支援B型とは、障害のある方が一般企業などでの就職、また雇用契約に基づく就労が困難である場合に、雇用契約を結ばずに働くことができる障害福祉サービスです。
就労継続支援B型では、福祉的就労の中で障害や体調にあわせて自分のペースで働きながら、就労に必要なスキルなどを習得することも可能です。
https://works.litalico.jp/column/system/002/
説明が一通り終わった後、早速、一番近くの事業所のブースへと向かいました。どの事業所の方も、質問に丁寧に答えてくださり、それぞれの事業所の特色や魅力について丁寧に教えてくださいました。
グループホーム一体型の事業所では、グループホームで暮らしながらそのまま事業所に通えるというシステムで、母子家庭であるわが家がもしもの時に息子を安心して任せられる手段の一つとして、教えていただいてありがたく思いました。また、別の事業所では、現在心の拠り所に困っている息子に、まず居場所として18歳以上65歳未満の方が利用できる就労移行支援を提案してくださり、将来自立した生活を送るためのサポートについて話をしてくれました。