アイデア満載!発達障害児パパ育児本、「親なきあと」Q&A事例集、障害児の「食べる」サポート、親子で読める凸凹探偵チーム新刊など気になる4冊をご紹介
子育てアイデアが満載!『子どもが発達障がいだとわかったときパパがやること全部』
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著者の橋謙太さんの娘さんは、3歳のときに発達障害があることが分かりました。本書は、現在22歳になった娘さんを育て上げた橋さんご自身の経験から、父親が主体的に子育てするための「仕事・家事・育児」のアイデアをたっぷり盛り込んだ、発達障害児の父親による育児本です。
娘さんの障害が分かった時から就職するまでを振り返りながら、家計のやりくり、保育園・幼稚園・地域との関わり方、母親や祖父母とのコミュニケーションのコツ、小学校選びのポイントまで、具体的に解説しています。橋家の子育ての様子がマンガで紹介されているほか、6つの家庭の体験談も掲載。リアルな子育ての情報を参考にすることができます。
園や学校とのやり取り、療育や病院の利用など、まだまだ母親の出番が多くなりがちな発達障害児の子育て。仕事が忙しい父親の育児参加はあきらめている……というご家庭もあるかと思います。しかし、本書をきっかけに、一度立ち止まって「なんのために働くのか?」を考えてみることで、生き方や家族のあり方まで変わるかもしれません。
「親なきあと」の課題に向き合う渡部伸先生の新著『Q&Aと事例でわかる障害のある子・引きこもりの子の将来のお金と生活』
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発達ナビでも多くの記事をご執筆・ご監修くださっている渡部伸先生は、行政書士や社会保険労務士などの資格を持つ専門家として、障害のある方やそのご家族を支える”「親なきあと」相談室”を主宰されています。渡部先生のもとには年間100件以上の相談が寄せられると言います。相談者は障害のある子どもを持つ親だけでなく、きょうだいや親族、本人である場合もあるそうです。
そんな渡部先生のご経験をもとに書かれた本書は、障害のある子や引きこもりの子の将来を支える制度や仕組みに関するギモン、本人の年代別に取り組んでほしい対策、具体的な親なきあとの相談事例とアドバイスなどを紹介しています。
わが子の将来に漠然とした不安を抱えているけれど、どのように動いていったらいいのか分からない……と悩んでいらっしゃる方も多いと思います。そんな不安を和らげる道しるべのような本書を通じて、まずはどんな準備が必要なのか知ることから始めてみてはいかがでしょうか?