子育て情報『完璧主義な自閉症息子、登校中もイライラが止まらない。「お母さんが悪い!」に母も限界…【読者体験談】』

完璧主義な自閉症息子、登校中もイライラが止まらない。「お母さんが悪い!」に母も限界…【読者体験談】

出会い頭で自転車の人やほかの歩行者がいて、お互い右に避けるか左に避けるか……という場面になると「あの人避けてくれなかった!」と不機嫌になりました。私は「仕方ないよ。相手の人も上手く避けられない場合があるからね……。息子君は運動神経がいいから避けるのが上手いでしょ?避けてあげたら良いんじゃない?」と、持ち上げてみましたが、あまり変わりませんでした。


我慢できず「そんなことで今後どうするの?」と言ってしまった私。息子はパニックに

毎日毎日、家でも外でもこのようなことが繰り返され、私は息子と一緒にいること自体憂鬱になっていました。それでも厳しい言葉を浴びせてはいけないと気持ちに蓋をしていましたが、ある日の登校中、その蓋が壊れてしまいました。

通学路に虫がいることに対して怒り始めた息子に対して
「世の中の虫を全部消すなんてできないのは分かるよね?ある程度は克服しなきゃいけないことなんだよ。
外に出ない生活なんて無理だし、自分ができることをするしかないんだよ」

いけないと分かっていましたが、耐えられなくなってしまったのです。そしてこれを聞いた息子はパニックになってしまいました。私に「生まれてきたくなかった!」と叫び走って家に帰ってしまいました。私は息子を追いかけながら、やはり言ってはならなかったと心底後悔しました。

完璧主義な自閉症息子、登校中もイライラが止まらない。「お母さんが悪い!」に母も限界…【読者体験談】の画像

Upload By ユーザー体験談

息子は機嫌のいい日は私と手を繋ぎたがったり、おちゃらけたりすることがありました。
通学路でのトラブルの後、私は息子が繋ぎたければ繋ぐし、離したければ離す、息子が安心して学校までたどり着けるように心を砕き続けました。


中学校でリセット!学区外の特別支援学級へ進学すると、登校できるように!

小学生中はこのような日々でしたが、中学に進学するにあたっては学区外の特別支援学級のある中学へ進学しました。
その中学にはなかなか学校に行くことができなかった小学校時代の知り合いがいなかったため、気が楽だったようです。また、自分に合ったクラスに入り、自分に合わせた勉強の進め方をしてくれることが安心につながったようで、中学からは登校できるようになり、私は本当に安心しました。

今も朝は私が送っていますが、帰りは1人で帰宅するようになりました。そして次第に「虫が~」や「すれ違う人が~」などの不満も言わなくなりました。

完璧主義な自閉症息子、登校中もイライラが止まらない。「お母さんが悪い!」に母も限界…【読者体験談】の画像

Upload By ユーザー体験談

登校できるようになってよかったと思いますが、今後も息子の様子を慎重に気にかけていきたいと思います。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.