希望が通らなかった就学相談。納得いかず教育委員会と面談へ。4年生の今思うこと【読者体験談】
希望が通らなかった就学の判定。結果に納得できなかったわが家は……
2歳の時、中度知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム)と診断を受けた息子がいます。現在10歳です。
小学校入学前の息子は、ひらがなの読み書きができず、数字も3まで数えることが難しい状態でした。一方興味があるものにはとことんのめりこむタイプで、鉄棒と跳躍器具ばかりの毎日。興味がかなり限定されていました。
学校見学をし、夫とも相談した結果、息子には特別支援学校が合っていると希望を出したのですが、結果は知的障害特別支援学級判定でした。納得がいかなかった私は、教育委員会との話し合いに臨みました。
そんなわが家の就学の時の体験談をご紹介します。
学校見学へ。授業が難しいと感じた特別支援学級、息子が笑顔で通うイメージが浮かんだ特別支援学校
年長の1学期、まず地域の特別支援学級を見学しました。あくまで私の印象ですが、その時のクラスはどちらかというと息子のような特別支援学級か特別支援学校か迷っている人が選択する場所というよりは、『通常学級だと少し心配だから特別支援学級を選ぼうかという人が対象』なのかなと思うほど、授業が難しそうだったのです。また、その時の1年生が偶然にも幼い時から知っているお子さんばかり。みんな昔とは比べようもないほど言葉が増え、成長していました。今から7か月後、息子はこの教室でみんなと同じように授業を受けられるのだろうか……と考えると、どうしてもその教室にいる姿を想像できなかったのです。授業だけでなく、交流級の様子も見学しましたが、こちらも息子が参加するのは難しそうだと感じました。
それに対して特別支援学校を見学した時は、すぐ息子が笑顔で教室に居られる姿を想像できました。息子は3歳から卒園まで児童発達支援に通っていたのですが、『いつもの児童発達支援の対象年齢が上がった場所』という印象だったのです。ここなら息子も嫌がらずに通える!と思い、わが家は特別支援学校を希望することにしました。
ですがなんと結果は特別支援学級の判定だったのです。「どうして⁉」ととてもショックを受けました。
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判定は変わる?教育委員会の方との面談へ
結果に納得がいかなかった私は教育委員会へ行き指導主事の方とお話をしました。
しかし、「就学支援委員会が決めたことはどうにもなりません」