希望が通らなかった就学相談、特別支援学校で不登校、3歳で無発語だった娘が成人した今…リアルな体験談を紹介【24年11月読者体験談特集】
希望が通らず……就学相談についての悩み、成人した娘の児童発達支援での成長を振り返って、特別支援学校に通う息子の原因不明の不登校エピソードなど【2024年11月】
通常学級、特別支援学級、特別支援学校……今の時期就学先が決まるご家庭も多いのではないのでしょうか。
「どうして⁉」特別支援学校を希望していたのに、判定は特別支援学級でショック!、特別支援学級に通わせようと思っていたのに「通常学級でもいける」という周囲の声に戸惑い……など就学先が決まるまで、沢山悩んだエピソードや、3歳で無発語・多動だったお子さんの児童発達支援での成長、特別支援学校高等部に通うお子さんの原因不明の不登校問題など今月も読者の皆さんからさまざまな体験談が寄せられました。今回は2024年11月にお届けした読者体験談をご紹介いたします。
ASD(自閉スペクトラム症)のあるお子さんの小学校就学。特別支援学校を希望しましたが、結果は知的障害特別支援学級でした。ひらがなの読み書きができず、数字も3まで数えることが難しいことも伝えたはずなのに……!納得がいかなかったゆきこさんは、教育委員会との話し合いへ挑みましたが、結果は……!?
現在知的障害特別支援学級に在籍中の苗さんの息子さん。「わが子には特別支援学級が合っているだろう」と思っていたのですが周りからの「通常学級でもいける」「通常学級と特別支援学級、どちらがいいか正直、迷うところです」などさまざまな意見に混乱してしまいます。さらに知人から言われた言葉も心に引っかかり……。
S.Kさんの娘さんは3歳8か月で軽度知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)と診断されました。幼少期は無発語や多動など悩むことも多かったですが、20歳になった現在は、職場の人たちとの関係も良好で穏やかな日々を過ごしています。今があるのは3歳後半から通った療育センターでの支援のおかげだというS.Kさん。大変だった当時を振り返っていただきました。
特別支援学校に通う高2の息子さんが突然不登校に!?発語がない息子さんの「学校へ行きたくない」というアピールに頭を悩ませながら、病院通いを続ける日々に疲弊……。そんな中、バスや電車が好きなら行けるかも?と宿泊学習・修学旅行へ参加するまでのご家庭での工夫や学校との連携などの苦労を綴っていただきました。
ご自身のエピソードを投稿してみませんか?
『発達ナビ 読者体験談』は皆さんのご経験を基に制作されています。ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。
「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児している皆さんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。皆さんのご投稿を、お待ちしております。
【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦) 関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
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