子育て情報『トゥレット障害(トゥレット症)とは?症状や治療法、発達障害との合併は?』

トゥレット障害(トゥレット症)とは?症状や治療法、発達障害との合併は?


トゥレット障害(トゥレット症)とは?

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トゥレット障害とは、児童期から青年期にみられるチック症の一種で、多様な「運動チック」と1つ以上の「音声チック」が1年以上持続することを特徴とする精神・神経疾患です。

1885年に研究者のGilles de la Tourette(トゥレット氏)にちなんで命名され、トゥレット症やトゥレット症候群と呼ばれることもあります。

トゥレット障害は、大きくはチック症と呼ばれる疾患群の1種として分類されます。まばたきや首振り、咳払いといった、一見癖のように見える症状が起こることをチックと呼びます。チックの症状には運動性チックと音声チックの2種類があり、さらに持続時間に応じて、単純性チックと複雑性チックに分類されます。

2013年に出版されたアメリカ精神医学会のDSM-5(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』第5版)の診断基準によると、チック症は5つの診断カテゴリに分類されます。そのうち、以下の4つの条件を満たすものがトゥレット障害と診断されます。トゥレット症の推定有病率は学童期の子どもで1000人あたり3~8人の範囲とされています。


A. 多彩な運動チック,および1つまたはそれ以上の音声チックの両方が,同時に存在するとは限らないが,疾患のある時期に存在したことがある.
B. チックの頻度は増減することがあるが,最初にチックが始まってから1年以上は持続している.
C. 発症は18歳以前である.
D. この障害は物質(例:コカイン)の生理学的作用または他の医学的疾患(例:ハンチントン病,ウイルス性脳炎)によるものではない.

(日本精神神経学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院,2014年/刊)

http://www.amazon.co.jp/dp/4260019074http://square.umin.ac.jp/develop/tou/tourette.htm
東京大学医学部附属病院精神神経科―トゥレット症候群の概要

チック症について詳しくは次の記事をご覧ください。


トゥレット障害の症状経過

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トゥレット障害は、平均的に4~6歳で発症し、10~12歳くらいに重症度のピークがきます。

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