子育て情報『「僕じゃないよ?」動画で自分の姿をみた息子が一言。その理由は』

2016年7月16日 11:00

「僕じゃないよ?」動画で自分の姿をみた息子が一言。その理由は


「自分に自覚がないのに突然叱られる」こんな経験ありますか?

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身に覚えの無いことを指摘されても「どうして叱られるのかわからない!」と、納得できないものですよね。

それは子どもも同じこと。

ADHDの診断を受けていた息子は、気になるものには弾丸のように突進していったかと思えば、寝っ転がって床をゴロゴロと転がっていきます。

おまけに、みんなが振り向くぐらい大きな声で話をしたり、静かに過ごす時間にふざけて周りから変な目で見られたり…。

その度に周囲は困った顔をして、これだけ注意されたり制止されたりしていたら、いつか自分で自分をコントロールできるようになるだろう…そう思っていました。

ところが、息子のハイパーなテンションはいつまでもコントロールできませんでした。私は、「どうしてこの子は学ばないのか」と変わらない息子に苛立ったものです。



息子がいつまでたっても変わらない理由がわかった

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ある日私は、息子が跳ねて回っている姿を携帯で撮影して、その動画を息子に見せてみたのです。そのとき、息子が「いつまでたっても学ばない」理由がわかりました。

息子は動画に映し出される自分の姿を見て

「誰、この変な動き方してる男の子?」

と言ったのです。

「これは君だよ」と私が答えると「えぇ~!!これは僕じゃないよ」と息子は言います。「僕、こんなに落ち着きなくないよ!!」と。

息子は、自分の身体がどう動いているか、自分が周りから見てどの程度の音声で喋っているか、全く自覚がなかったのです。これは、発達障害の特性である「他者の目線を想像するのが苦手」であることと「ボディイメージの弱さ」が原因であると思われます。


自覚がないものをどれだけ叱られたって分かりっこありません。むしろ息子は、「自分は何もしていないのに突然叱られる」という認識だったのです。これでは、反省どころか被害者意識が育つばかりです。

現に息子は、被害者意識が非常に強くて困った時期があります。


理不尽な思いを繰り返しても、何も学べない。

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「自分に自覚がないのに突然叱られる」これは本人の目線から見れば、とても理不尽なことだ、ということを忘れてはいけないと思います。このような理不尽なことを繰り返していても、本人は何も学べません。

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