離乳食初期(ゴックン期・生後5~6ヵ月頃) 量や進め方は? おすすめレシピを紹介
離乳食を始めるのは、以下のようなサインが出てきてから。
・首がしっかりと座る
・支えてあげると座れる
・よだれの量が増えてきた
・生活リズムが整ってきた
・食べ物を目で追う
……など
「最初は1日1回、授乳時間のどこかに離乳食を加えていきます。母乳やミルクを飲むことしか知らなかった赤ちゃんにとって、水のようにトロトロの10倍粥でも、びっくりするもの。ママもはじめはドキドキするけれど、笑顔とやさしい声かけで、赤ちゃんを安心させてあげましょう。3日目くらいから2さじに、5日目くらいから3さじへ……というように、赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ増やして。5日目ごろから、潰してトロトロにしたカボチャやニンジンなどのビタミン・ミネラル源にもチャレンジ! これも最初は1さじから、ちょっとずつ増やします。10日目くらいから、タンパク質源のお豆腐にも挑戦していきましょう」
1回の量と増やし方。食材ごとの量の目安
最初の5日はおかゆのみ。
6日目くらいから、トロトロ状の茹で野菜を少しずつ足していき、10日目くらいからタンパク質源を加える流れがいいペース。
「離乳食を開始して1ヵ月くらいしたら、7倍がゆの2回食に入ります。2回食になったからといって、いきなり2倍量ではなく、様子を見ながら量の調整を。どんな食材も最初は1さじから。4~5日は同じ食材を続けて、赤ちゃんが味に慣れるようにしてあげて。おかゆや野菜などは、欲しがる分だけあげてもOK。ただし、体に負担の大きいタンパク質源だけは食品の種類と目安量を守りましょう」
赤ちゃんが好む食材でつくればOK!
<1回量の目安(1種類を選んだ場合)>
【エネルギー源】
・10倍・7倍がゆ……1さじ〜40g
・うどん……1さじ〜30g
・ジャガイモやサツマイモ……1さじ〜10g
・バナナ……1さじ〜20g
【ビタミン・ミネラル】
・カボチャ、ニンジン、ホウレン草、ブロッコリー、ダイコン、トマトなど……1さじ〜10g
・リンゴなど……1さじ〜10g
【タンパク質】
・絹ごし豆腐……1さじ〜25g
・豆乳……1さじ〜大さじ2
・きな粉……ごく少量〜3g
・しらす・白身魚(後半から)……1さじ〜10g
・黄身(固茹で、後半から)……ごく少量~1さじ
離乳食初期の1日のスケジュール
1日の授乳と離乳食のスケジュールは、規則的なペースを心がけて。
「午前中ならば10時前後に、午後ならばお昼寝前の14時くらいがベスト。