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【動画と写真で解説!】おくるみの巻き方 月齢別の巻き方&おすすめのおくるみ5選

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【動画と写真で解説!】おくるみの巻き方 月齢別の巻き方&おすすめのおくるみ5選


生まれたばかりの赤ちゃんをやさしく包む「おくるみ」は、出産準備アイテムとして揃えておきたいアイテムのひとつ。1枚あれば、肌寒いときにブランケットにしたり、おむつを替えるときにマットにしたりと、あらゆる場面で大活躍。そこで今回は、フリー助産師の浅井貴子先生に、おくるみの種類や選ぶときのポイント、赤ちゃんの月齢に合わせた巻き方について教えてもらいました。おすすめのおくるみ5選もあわせてチェック!

INDEX
●おくるみを巻く理由は?
●おくるみの種類
●月齢別おくるみの巻き方
●おくるみの購入方法
●おすすめのおくるみ5選

おくるみを巻く理由は?


【動画と写真で解説!】おくるみの巻き方 月齢別の巻き方&おすすめのおくるみ5選

そもそもおくるみとは?


「おくるみとは、赤ちゃんを巻いたり包んだりするために使う大きな四角い布のこと。おくるみの歴史はとても古く、紀元前の時代からすでに行なわれていたと考えられています。おくるみのことを英語では〈swaddle(スワドル)〉といい、〈アフガン(afghan)〉と呼ばれることもあります。おくるみの習慣は、日本だけではなく世界中で広く行なわれ、これまで受け継がれてきました」

赤ちゃんをおくるみで包む理由


「おくるみは、赤ちゃんを抱っこしたり寝かしつけたりするときに使います。生まれたばかりの赤ちゃんは首がまだ座っておらず、手足をよく動かすので、おくるみで包むことで抱っこをしやすくなります。


おくるみのメリットは、布で包むことでお腹の中にいたときの状態に近づくため、赤ちゃんを安心させられることです。また、体温調節がまだできない赤ちゃんを冷えから守り、「モロー反射」を起こしにくくします。モロー反射とは、生後まもない赤ちゃんに見られる原始反射のひとつで、周囲からの刺激によって手足がビクッと動くこと。赤ちゃんが自分の動きに驚き、目を覚ましたり泣いてしまったりすることがあります。

おくるみのデメリットは、慣れるまでは赤ちゃんを包むのが難しいこと。なかにはおくるみで包まれるのを嫌がる赤ちゃんもいます。特に泣いている赤ちゃんは、手足をバタバタさせるので包むのが大変かもしれません」

おくるみの種類


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形の種類


正方形
「シンプルな形で一番包みやすいのが、正方形のおくるみ。三角形に半分に折りたたんで使います。
生まれたばかりの赤ちゃんには、1辺の長さが70~90cm程度のサイズのおくるみが使いやすいですよ」

長方形
「赤ちゃんの体をしっかり巻きたいときにおすすめなのが、長方形のおくるみ。横長にして使います。赤ちゃんが大きくなっても、ある程度長い期間活躍します」

フード付き
「見た目が可愛らしいフード付きのおくるみ。お風呂あがりには、湯冷めをしないようにかぶせておけます。日差しや風などを避けるのにも役立ちます」

ポケット付き
「足をすっぽりと入れられるポケットが付いたおくるみ。赤ちゃんの動きでおくるみがはだけて足が出てしまう心配がなく、特に寒い時季に重宝します」

生地の種類


ガーゼ
「ガーゼはオールシーズン使える素材で、肌にやさしく生まれたばかりの赤ちゃんに安心して使えます。通気性や速乾性にすぐれているので、赤ちゃんが汗をかいたときや洗濯をしたときもすぐに乾くのが嬉しいですね。伸縮性もあり、巻きやすいのが特徴」

パイル地
「パイル地は、一般的によく目にするタオルの生地。
保温性があり吸収性も高いので、おくるみとしてだけではなくバスタオルとしても使えます。やわらかい肌ざわりが特徴で、赤ちゃんをふんわりと包んでくれますよ」

キルティング
「表地と裏地の間に綿を挟んだキルティングは、保温性にすぐれ、肌寒い季節に向いている素材。ほどよい厚みがあるので、お昼寝用のブランケットや床に敷くラグとしても使えます」

フリース
「軽くてふわふわとした手ざわりが心地よいフリース。保温性があり、赤ちゃんの体温を逃さずあたたかさを保てるので、特に冷え込む冬におすすめ。ベビーカーや抱っこ紐にかけて使うこともできます」

ニット
「編み地のナチュラルな風合いが特徴のニット。夏はコットン、冬はウールと、季節に合わせて素材を選びたいもの。デリケートな赤ちゃんの肌を考え、オーガニック素材のコットンやウールを選ぶとよさそうです」

バスタオルで代用が可能


「おくるみは用途や季節に合わせて選ぶのがポイントですが、バスタオルで代用することもできます。ただし、生地が厚すぎたりサイズが小さすぎたりすると、巻いてもほどけやすくなってしまうことがあります。
バスタオルを使う場合は、ガーゼやパイルなど伸びやすく薄手の生地がおすすめ。赤ちゃんの肌にふれるものなので、素材はこだわって選びたいところです。サイズは60cm×120cm程度の大きさがあれば十分。バスタオルなら子どもが成長しておくるみとして使わなくなってからも1年中活躍するので、何枚あっても困りません」

月齢別おくるみの巻き方



月齢ごとの巻き方


【生後まもなく~2ヵ月頃:基本巻き】


【基本巻きの巻き方】

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①おくるみの表側を下にしてひし形に広げて置く。おくるみにタグが付いている場合は、タグが向かって上にくるようにして置く。上の角をおくるみの中心くらいまで内側に折り込む。タグは赤ちゃんに当たらないように内側にしまっておく。

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②赤ちゃんの肩と布の折り目を合わせるように、おくるみの上に寝かせる。


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③赤ちゃんの手は、自然な形になるように顔の近くに添える。

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④向かって左側の布を持ち、赤ちゃんの体の右側に巻きつける。

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⑤赤ちゃんの足はあぐらのように組ませておく。

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⑥左下の布を右肩まで持っていき、肩の下に入れ込む。

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⑦反対側のあまった布をきれいに整えながら、赤ちゃんの体にぐるっと1周ほど巻きつける。

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⑧布の先端は首元に入れ込む。

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⑨布を整えて完成。

【生後3~4ヵ月頃:半ぐるみ巻き(腕が出る巻き方)】


【半ぐるみ巻きの巻き方】

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①おくるみの表側を下にしてひし形に広げて置く。
おくるみにタグが付いている場合は、タグが向かって上にくるようにして置く。上の角をおくるみの中心くらいまで内側に折り込む。タグは赤ちゃんに当たらないように内側にしまっておく。

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②赤ちゃんの手はバンザイのようにして、脇と布の折り目が合わさるようにおくるみの上に寝かせる。

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③おくるみの布の手前側を赤ちゃんの胸元まで持っていく。このとき足はあぐらの状態が好ましい。

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④片側の布を持ち、赤ちゃんの体にぐるっと巻きつける。ひっぱりながら巻くともたつかない。
あまった布は背中に入れ込む。

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⑤反対側も同じように、布を引っ張りながら赤ちゃんの体にぐるっと1周ほど巻きつける。布の先端を脇の下に入れ込む。

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⑥布を整えて完成。

おくるみの購入方法


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「おくるみは、デパートや百貨店、赤ちゃん用品の専門店などで購入することができます。実際に店舗に足を運べない場合は、ECサイトで探してみるのもよいでしょう。赤ちゃん用品を中心に取り扱うショップをはじめ、ベビーラインを展開しているファッションブランドも要チェック。おくるみは素材や形など種類が豊富なので、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。実際に購入した人のレビューも参考にするとよさそうです」

おすすめのおくるみ5選

#01エイデンアンドアネイ


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ニューヨーク発のベビー&キッズライフスタイルブランド。織り目が細かく通気性のよいモスリンコットンは、使うほどにやわらかくなり肌に馴染む。ブランドの定番キャラクターであるキリンとサルのイラストがキュート。2022年の干支であるトラをデザインした「year of the Tiger」も限定発売中。120cm×120cmの大判サイズなので、いろいろな使い方ができる。

(左)jungle jam 2-pack classic swaddles
PRICE:¥4,180(税込)
SIZE:約120×120cm
MATERIAL:モスリンコットン100%

(右)year of the tiger 3-pack classic swaddles
PRICE:¥5,280(税込)
SIZE:約120×120cm
MATERIAL:モスリンコットン100%

#02ディモワ


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フランス語で「10ヵ月」を意味するディモワ(10mois)。ふわふわの6重ガーゼに6色の糸で小さなクロス柄をあしらったおくるみは、肌ざわりがバツグン。通気性と速乾性が高く、季節を問わず心地よく使える。柄を織り込んだパイピングテープや、フードの先に付いたマルチカラーのタッセルなど、細部にまでこだわりを感じるデザイン。

ふくふくガーゼ(6重ガーゼ)アフガン
PRICE:¥5,500(税込)
SIZE:約85×85cm
MATERIAL:コットン100%

#03カシウエア


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“日常で使えるカシミア”をコンセプトに開発され、海外の高級ホテルやスパでも採用されているブランド。本物のカシミアのようなソフトでなめらかな肌ざわりで、生まれたばかりの赤ちゃんをやさしく包んでくれる。洗濯機・乾燥機でのお洗濯が可能で、お手入れしやすいのも嬉しい。

(左)BABY BLANKET CENTER STRIPE & CAP
PRICE:¥12,100(税込)
SIZE:約78×78cm
MATERIAL:カシウエア(ポリエステル)100%

(右)BABY BLANKET DOT
PRICE:¥14,300 (税込)
SIZE:約78×78cm
MATERIAL:カシウエア(ポリエステル)100%

#04伊織


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上質な今治タオルのアイテムが豊富に揃う人気のブランド。オーガニックコットンのタオル地をベースにしたおくるみは、ふんわりと柔らかい風合いで、デリケートな赤ちゃんにぴったり。レッドとネイビーのトリコロールカラーは男女問わず使いやすい。角の部分がフードになっているので、赤ちゃんの頭まですっぽりと包める。刺繍で名入れも可能(有料)。

トリコロール おくるみ
PRICE:¥6,380(税込)
SIZE:約76×76cm
MATERIAL:綿100%

#05ジェラート ピケ


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軽くてふんわりとした素材“べビモコ”を使用した、ベアのルックスが可愛らしいおくるみ。リボン付きなので、寒い時季におくるみがめくれる心配がなく、赤ちゃんをあたたかく包める。裏面は吸水性のあるパイル地で、汗っかきの赤ちゃんにも安心。お揃いのデザインでソックスやレッグウォーマーなどもラインナップ。

【BABY】ベア baby おくるみ
PRICE:¥5,060(税込)
SIZE:約79×98cm
MATERIAL:ポリエステル100%/(別布)装飾部分:綿100%/中わた:ポリエステル100%/裏地:綿81%、ポリエステル19%
赤ちゃんの寝かしつけに役立つおくるみ。まだ首のすわっていない赤ちゃんをおくるみでやさしく包むことで、ママやパパは抱っこがしやすくなり、赤ちゃんはママのお腹にいたときのような安心感を得ることができる。おくるみは素材やデザインなどさまざまな種類があるので、赤ちゃんが生まれる季節やおくるみを使うシーンに合わせてお気に入りの1枚を見つけよう。今回ご紹介したおくるみの選び方や巻き方も、ぜひ参考にしてみて。

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<教えてくれた先生>
浅井貴子さん(フリー助産師)
浜松大学産婦人科病棟、聖霊浜松病院NICUに勤務後、フリーの助産師として活動。メディカルハーブやアロマなどの代替療法を利用した産後ケアを得意とする。産後ケアホテル「マームガーデン葉山」アドバイザー、ベビーマッサージ教室「カモマイル」主宰。
HP:https://www.mid-wife.info/

photography&movie/Toshiyuki Tanaka

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