離乳食後期(生後9~10ヵ月) 量や食材の進め方は? 自分から食べたくなるカミカミレシピ3選
生後9〜10ヵ月頃から、後期のステップへ進んでいきます。後期に入ったら、歯ぐきでつぶせるバナナくらいの硬さに挑戦です。手づかみで食べる楽しさも教えてあげられると、食べる意欲がグンとアップ! 離乳食後期レシピは料理家のみないきぬこさんに、離乳食後期の基礎知識は管理栄養士の清水季代さんにお聞きしました。
CONTENTS
1.離乳食の全体的なスケジュール
2.離乳食後期(生後9〜10ヵ月頃・カミカミ期)とは?
3.食材の目安と増やし方
4.離乳食後期の1日のスケジュール
5.離乳食後期のポイント・注意点
6.自分から食べたくなるカミカミレシピ3選
7.離乳食を上手に進めるコツ
離乳食の全体的なスケジュール
まずは離乳食のスケジュールをチェックしましょう!
■離乳食初期(生後5〜6ヵ月頃・ゴックン期)
「トロトロ」から「ベタベタ」へ
「トロトロ状のものから始めて、ベタベタ状まで進めていく時期です。10倍がゆからスタートし、1日1回、ひと口ずつ増やしていき、徐々に7倍がゆに移行します。離乳食をはじめて1ヵ月後くらいから2回食をスタート!」(管理栄養士・清水季代さん、以下同)
■離乳食中期(生後7〜8ヵ月頃・モグモグ期)
「ツブツブ」から「みじん切り」へ
「ゴックンにすっかり慣れたところでツブツブ状へ。舌を上下に動かして、モグモグする練習です。おかゆは5倍がゆ、野菜は舌で簡単につぶれるツブツブ状にし、パサつく魚や肉にはとろみをつけて食べやすくしましょう」
■離乳食後期(生後9〜11ヵ月頃・カミカミ期)
「粗みじん切り」から「コロコロ」へ
「モグモグの次は、歯ぐきでカミカミに挑戦! 粗みじん切りからコロコロ状まで進めていきます。
後半からは3回食に進んでいきましょう。この時期から母乳やミルクよりも離乳食からの栄養が上回るので、不足しがちな鉄分を含む食材を意識して取り入れてください」
■離乳食完了期(1歳〜1歳半頃・パクパク期)
「半月切り」から「輪切り」へ
「カミカミすることに慣れてくると、やわらかく茹でたニンジンの輪切り程度なら、前歯で噛み切れるようになります。半月切りから輪切りくらいまで少しずつ段階を上げていきます。食材による味の違いやかたさの強弱を経験させてあげましょう」
離乳食後期(生後9〜10ヵ月頃・カミカミ期)とは?
中期の離乳食をあげている中で、舌で食べ物がつぶせて、すぐに飲み込まずにときどき左右に口が動くようになってきたら、後期メニューの始めどきです。