お食い初めはいつ行う? 日数の数え方や必要な準備をおさらい
しかし、赤ちゃんの体調や気候、家族のスケジュール調整などもありますので、100日目を過ぎても問題ありません。100日が過ぎたあとの土日や、大安吉日で行うご家庭が多いようです。地域によっては、生後110日目、120日目に行うところもあります。お食い初めの日を先に延ばすことを『食いのばし』といい、長生きができると考えられています」
100日目近くに行うのが主流の地域と、食いのばしが多い地域があるようです。
「京都を中心とした関西地域は、長寿への願いを込めた『食いのばし』を選び、お食い初めは生後120日を過ぎた頃に行う傾向にあります。母乳やミルク中心の日々から離乳食へと切り替えていく節目のお祝いという位置づけで考えれば、少し遅めに行いたいという考え方もあるでしょう。東北や北海道などの雪国では、雪の降り積もった時期に100日目を迎える場合、食いのばしをして雪解け後に行う方が、赤ちゃんに負担がかかりませんね。また、寒い時期を避けて、お宮参りとお食い初めをセットで行う方も少なくありません」
画像提供:「お祝い膳.com」
日程を決めるときのコツや大切にしたいこととは?
「まずはお子さんの100日目がいつなのかを確認します。
誕生日を入力して節目の日程を確認するサイトや自動で計算してくれるアプリを使うと便利です。そして、生後100〜120日あたりの中で、都合のよい日程を決めていきます。赤ちゃんは体調を崩しやすいので、昼か夜かなどの時間帯も含め、候補日は多めに設けておきます。親族のスケジュールが合う日が仏滅のような日取りであったとしても、親族間で同意が得られれば問題ありませんので、祝福する気持ちを優先してください。そして、赤ちゃんが成長したときに、家族でお祝いしてもらえたことが実感できるように、写真や動画などで記録してあげてくださいね」
お食い初めの準備をしよう!
ここからは具体的な準備の内容へ。余裕を持って進めていくには、いつから準備を行えばよいのでしょうか。
「お祝い膳をすべて自分で調理する場合は、1ヵ月前くらいから準備を始めると慌てずに進められます。ただし、赤ちゃんのお世話や仕事があり、なかなか準備に手が回らない状況もあると思います。
そういう場合は、市販のお食い初めのセットを利用したり、料亭やレストランなどのお食い初めプランにしたりするのもおすすめです。ママやパパが無理なく進められる方法で準備を行いましょう」