【戦争・平和がテーマの絵本 8選】今、親子で考えたいこと
世界で起きていることを考えると、改めて戦争の恐ろしさや平和であることのありがたみを感じますよね。なぜ戦争が恐いのか。なぜ平和でならなければならないのか。絵本を通して、今、子どもに伝えてみるのはどうでしょう? モデルで絵本ソムリエのアンヌさんが「戦争・平和」をテーマにした絵本を8冊セレクトしてくれました。小さな子でもわかりやすい内容で、年齢を重ねてから読むとまた感じ方が変わるというおもしろさもあります。ぜひこの機会に親子で読んでみてはいかがでしょうか。
戦争・平和がテーマの絵本 #01
作者である少年の目線で
“平和”について描かれたおはなし
『へいわってすてきだね』
「与那国島に住む6歳の少年の詩に長谷川さんが絵を添えて出来上がった作品。子どもの目線から、“平和ってなんだろう”と純粋に考え、素直に答えていきます。のどかな景色、家族、友人、やさしい心。その言葉のひとつひとつが、私たちの心にストレートに届き、当たり前の日々の尊さに改めて気付かされます。平和について考える小学生にはもちろん、愛らしい生き物も登場するので小さい子にもおすすめです。
すぐに理解できなくても、何度も繰り返し読んで聞かせていくうちに、あるいは何年かのときを経たときに、本当に大切なことへの理解が深まるはずです」
『へいわってすてきだね』
文:安里有生 絵:長谷川義史(ブロンズ新社)
対象年齢:5歳くらいから
戦争・平和がテーマの絵本 #02
いがみあいを続けた末に待っていたのは……?!
『もっと おおきな たいほうを』
「王様は立派な大砲を持っていました。でも戦争がないので打てません。そこへ、川の向こうのキツネたちがサカナを取り始めます。王様は自分の好物を勝手に取られたと憤り、大砲を打ち上げます。するとキツネも負けてはいられません。双方はもっと大きな大砲をと競い合い、いがみあいはエスカレートしていきます。そのうちに突拍子もない展開に。戦争のおろかさを滑稽に描いたおはなし。
ホッとする結末には、平和について改めて考えるきっかけになるでしょう」
『もっと おおきな たいほうを』
文・絵:二見正直(福音館書店)
対象年齢:3歳くらいから
戦争・平和がテーマの絵本 #03
平和と戦争をひと目で比較できる
『へいわとせんそう』
「Noritakeさんのシンプルな絵に、谷川俊太郎さんの淡々とした言葉を合わせた作品。