【知っておきたい子どものことVol.3】小さい子どもが抱えるストレスの対処法
好きなことを思い切りさせると、気持ちが和らいでいくものなので、休日にたっぷり遊んであげるのでもOK。仕事がどうしても休めないときに限って保育園や幼稚園に行きたがらないこともありますよね。そのときは、「行きたくないよね。でも今日はどうしてもお仕事でお休みできないから、頑張って行ってくれたら嬉しいな」という風に、子どもの「行きたくない」「したくない」という気持ちを受け止めてあげましょう。さらに、「帰ってきたら○○食べようね、○○して遊ぼうね」といった、楽しいことをイメージできるような声かけもいいでしょう。一般的に「物で釣るのはよくない」と言われますが、自分のことを大事に思ってくれていることを伝えるうえで、楽しいことをイメージさせるのは決して悪いことではありません。ただし、毎日続けてしまうと習慣化してしまうので、大人がどこか区切りをつけることは必要です。子どももある程度満足したり、ストレスが緩和されると、大人が楽しいことをイメージさせなくても、自分で切り替えができるようになっていくものです。
子どもが子どもなりのストレスの対処法を見つけ、「がんばったらできた」「今日は行けた」という成功体験を積み重ねることによって、さまざまなストレスに対処する力がついていくのです。
子どものストレスを和らげる
おすすめの書籍4選
こころもからだもリラックス絵本
ローリー・ライト著、大前泰彦訳/ミネルヴァ書房読み聞かせをしながら、お話の主人公と一緒に心身のリラクゼーションを実践することができる絵本。全3巻がセットに。
心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス
キラ・ウィリー著、アンニ・ベッツ絵、大前泰彦訳/創元社雲や木になってみたり、子ネコの背伸びや熊さんの呼吸をしてみたり……。いつでもどこでも簡単にできる、マインドフルネスのエクササイズ本。
イラスト版 子どものストレスマネジメント
伊藤絵美著/合同出版
自分のストレスについてよく知り、ストレスと上手に付き合う方法をイラストで解説。楽しく読み進めながらすぐに実践できる方法が満載。
親と子どものためのマインドフルネス
エリーン・スネル著、出村佳子訳/サンガ子どもも大人も楽しめる、マインドフルネスの基本的なプログラムをわかりやすく解説した、オランダ初のベストセラー。購入先:https://online.samgha-shinsha.jp/items/4fbaa8cdbcce小さい子どもだって、大人と同じようにストレスを抱えるもの。