【土屋アンナさんが考える、家族のあり方と子育て】映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』 | HugMug
2023年3月17日(金)に公開される『長ぐつをはいたネコと9つの命』のキティ・フワフワーテ役を担当した土屋アンナさんにインタビュー。小さい頃から憧れていたアニメーションの世界で吹き替えをした感想、勇敢で愛情深いキティへの想い、プスとキティの関係から学ぶ新しいパートナーシップについて話を聞きました。また多忙な日々の中で4人の子育てをするアンナさんの子育てルール、力を入れている環境保護活動についても伺いました。
2011年に公開された人気アニメーション映画『長ぐつをはいたネコ』、前作から12年の時を経て、新作の続編『長ぐつをはいたネコと9つの命』が公開されます。“A cat has nine lives”——「猫は9つの命を持つ」というヨーロッパで言い伝えられることわざをモチーフにしたストーリーは、主人公のプスが最後のひとつになった命と共に進む冒険物語です。
作品から新しいパートナーシップ、
家族のあり方に共感
——キティ役のオファーがきた時の感想を教えてください。
「先に英語版を観させてもらったのですが、キティ役を担当したサルマ・ハエックさんの声を聞いた時に、私とすごく似ている! と思って。しかも、キティはちょっと悪役っぽい雰囲気もあり、美しくてキュート。ぜひやりたいと思いました。私はアニメーションが大好きで、これまでたくさんの作品を見てきました。その中に、キャラクターとして入らせてもらえるのがとても楽しみでした」
——『長ぐつをはいたネコ』は、物語の面白さはもちろん、ネコそのものの愛らしさが描かれているところも魅力のひとつです。
「そうなんです。一般的な猫の魅力と言われるようなやわらかい肉球とか、まん丸い瞳孔とか、その辺りはもちろんですが、ネコらしいしれっとした性格、喧嘩する前の逆立つ様子とか。
ネコの本質的な部分が淡々と描かれているのも魅力なんですよね。ミルクを飲むときも舌でぺろぺろ飲んだり(笑)。片や、吹き替えは山本耕史さんが演じていて、愛らしいネコというより渋くてかっこいい雰囲気。ネコのイメージを覆す演出も気に入っています」
——キティは、前作ではプスの恋人のような存在でしたが、今回は“元カノ”として登場します。関係の変化をどのように受け止めて吹き替えましたか。
「プスとキティ、かつては恋心があったとはいえパートナーシップとしての男女関係はあると思うので、性別を超えたつながりが今の時代にぴったりだと思いました。