2023年3月28日 10:00
出会いと別れの季節に読みたい 【引っ越しがテーマの絵本8選】 | HugMug
ところが、フレディが別の草原に行ってしまうことに。すっかり元気をなくしてしまったベノに、物知りフクロウが3つの「できること」を教えてくれます。一体どんなことでしょう? 仲良くしていたお友達が、遠くへ行ってしまうのは誰にとっても寂しいものです。そんなときの心の支えになる一冊。一生大切に覚えておきたい宝物のようなアドバイスは、大人にも響きます」
引っ越しがテーマの絵本 04美しい水彩画と繊細な友情物語『またあえるよね』
『またあえるよね』 作:あいはらひろゆき 絵:こみねゆら (教育画劇) 対象年齢:3・4歳くらいから
「かなとなつきちゃんは、大の仲良し。お花見に行けば、ブランコに替わりばんこで乗ったり、おにぎりを分け合ったり、公園を裸足で冒険したり。ふたりでいるのがあんまり楽しいので、ずっと一緒がいいと思っています。ところが、春休みが終わってかなが園に行ってみると、なつきちゃんの姿がありません。
かなの、溢れんばかりの哀しみを、桜の美しさに乗せた描写が愛らしく素晴らしい。こみねゆらさん初の水彩画。別れの季節にぴったりの、大変繊細な作品です」
引っ越しがテーマの絵本 05ネズミ一家のお引っ越しを覗いてみよう!『14ひきのひっこし』
『14ひきのひっこし』 作:いわむらかずお(童心社) 対象年齢:3歳くらいから
「大人気のロングセラー『14ひき』シリーズの第1巻。おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、そして兄弟たち。14ひきのネズミ一家は、心地いい場所を求めて森の奥へ。崖をのぼったり、天敵から隠れたり、川を渡ったり。大冒険の果てに見つけるのは素敵な根っこ。暮らしやすいように、みんなで竹を細工して寝床をつくり、水を引いてきたり、食料を集めたりします。
その様子が、余す所なく繊細に描かれていて、何度見てもワクワクします。住処が変わる楽しみが見つけられそう!」
引っ越しがテーマの絵本 06お友達とのお別れの日にクマさんがしたこととは?『ぼくとクッキーさよならまたね』
『ぼくとクッキーさよならまたね』 作・絵:かさいまり(ひさかたチャイルド) 対象年齢:4歳くらいから
「小さい子が初めて経験する『別れ』はとりわけ悲しいものです。クマのぼくは、クッキーと大の仲良し。いつも遊んでは『さよなら、またね』と言い合っていました。でもある日突然、引っ越しを告げられます。