「なんだかモヤる?“ワーママ”という言葉」まぼの“働きながら子どもを育てる”ということ Vol.6 | HugMug
働きながら子育てに奮闘する、2児のママ・まぼさん。仕事と育児とを両立するなかで「子どもとコミュニケーションが減っているのでは?」「周りに迷惑をかけているのでは?」と後ろめたい気持ちになり、日々葛藤を感じてきたそう。そんなまぼさんが本音で綴る連載「働きながら子どもを育てるということ」。 いろんな壁にぶつかりながらも、仕事と子育ての両立に向き合う、頑張るママたちへの応援エッセイです。第6回目は、まぼさんが「ワーママ」と呼ばれることへ違和感を感じたお話。「ワーママ」という言葉について考えると見えてきたこととは……?
子どもを育てながら働くうえでのいちばんの障壁は、「子どもの看病」だった。
子どもと一緒にいられる時間は大切だけど、
「ママ」の要素だけで生きているわけではない。
時短勤務で働いていたが、
それだとなかなか仕事の幅も広がらなかったので、
週に一度、夫がお迎えから寝かしつけまで行う日をつくり、
その日は好きなだけ残業した。
定時の後もオフィスで仕事をしていると、いろんな方から声をかけられる。
肯定的な声もあれば、少しチクッとする言葉も。
これってきっと、私が「ワーママ」だから。
だってこんなこと、育児中の男性に言いますか?
当時の私は、「ワーママ」と呼ばれることが、
なんだか恥ずかしく、ピンとこなかった。
世の働くお母さんだって男性と同じように、
働いている途中で、子どもができただけなのに。
でも、ふいに思う。
私が子どもを育てながら働くために利用しているサービスや制度。これって、いつ、誰がつくってくれたのだろう。
きっとママが働くことがもっと“当たり前じゃない”時代に、
「ワーママ」という言葉をつくって
いろんな制度を勝ち取ってくれた方々がいたのだろう。
きっといまの時代は、「ワーママ2.0」。
すでに先人たちが用意してくれた仕組みの中で、私は働けているのだな。
……なんて考えていた矢先、「第一回ワーママ座談会」が開催された。
次回は私の「ワーママ」というものへの意識の変化について書いていきます!
PROFILE
まぼさんイラストレーター/会社員イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、5歳の男の子・よいたん、2歳の女の子・しおさんと4人家族。イラストで綴る育児日記を、インスタグラムやツイッターで更新中。