「育児も仕事も中途半端……?苦悩の末の決断とは」まぼの“働きながら子どもを育てる”ということ Vol.12 | HugMug
働きながら子育てに奮闘する、2児のママ・まぼさん。仕事と育児とを両立するなかで「子どもとコミュニケーションが減っているのでは?」「周りに迷惑をかけているのでは?」と後ろめたい気持ちになり、日々葛藤を感じてきたそう。そんなまぼさんが本音で綴る連載「働きながら子どもを育てるということ」。 いろんな壁にぶつかりながらも、仕事と子育ての両立に向き合う、頑張るママたちへの応援エッセイです。自分の年齢と仕事のキャリアについて苦悩するまぼさん。育児も仕事も頑張りたいのに追いつかず、どちらもキャパオーバーだと感じるように……。そんなまぼさんがしたある決断とは?
32歳。仕事につまずいていた。
乏しい経験値と知識量。
さまざまな知識を網羅的に把握しなければならない「設計」という仕事。
自衛のために、「だって子育て中なんだもん」という言い訳を
頭のなかにいつも用意していた。我ながら情けない話ですが……。
仕事に打ち込みきれない自分の姿を、「そんな働き方もいいじゃない」と肯定する勇気もなく、
「本当は時短勤務でもなく、子育てもしてなければ私はもっとやれるのに(本人調べ)
ほら、でも、いまは子育て中だからさっ……」と、
“俺はまだ本気出してないだけ理論”を頭の中で何度も繰り返し、自分を慰めていた。
そんな言い訳にするほどの子育てをしているのか?と聞かれればこのありさま。
「理想のママ」とは程遠い。
今度は子育てと向き合えない言い訳に仕事を使う都合のよさ。
仕事に行くのも、サバさんに会うことにも怯えていた。
子どもと全力で向き合えていない自分のことを情けなく思った。
簡単に言えば、キャパオーバーだったのかもしれない。
自分の暮らしを愛せるように、立て直す必要があった。
それを聞いたチームメンバーの顔色は青かった。
そりゃそうだよね、こんなに忙しいのに、ひとり抜けたら困りますよね……
ではなく……
あんたらも辞めるんかーーーーーーーーい
3人体制で走らせていたトロッコから、
まさか同時に3人降りようとしているとは……!
というわけで、次回は会社員を辞めた話と開業の段取りについて描けたらと思います!
PROFILE
まぼさんイラストレーター/会社員イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、6歳の男の子・よいたん、2歳の女の子・しおさんと4人家族。