【年齢別】親子で読みたい ハロウィン絵本10選
10月はみんなが大好きなイベント“ハロウィン”をテーマに、ちょっぴり怖くてかわいい絵本を年齢別にご紹介。おばけに魔女、ガイコツ、透明人間と、愛らしいキャラクターのとぼけた様子に子どもたちも大喜び。ハロウィンのコスプレのアイディアに活用しても良さそう。ハロウィンに向けて、親子で気分を盛り上げよう!
おすすめのハロウィン絵本_01
たむらしげる『おばけのコンサート』
(2歳くらいから)
古い家に住む小さなおばけはハーモニカが得意。いつものように吹いているとドアを叩く音がして、ちょっぴりシュールで愛嬌たっぷりな珍客が次々にやって来ます。オーケストラのように盛り上がってきた時、家がぐらりと揺れて、大きな仲間も参加する大パーティに。愉快な音遊びとほのぼのした色鉛筆のイラストが楽しい絵本。
『おばけのコンサート』
たむらしげる/福音館書店
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=912
おすすめのハロウィン絵本_02
ささきまき『おばけが ぞろぞろ』
(2歳くらいから)
『ぶたのたね』『やっぱりおおかみ』などを手がける佐々木マキさんによるおばけの絵本。
木の“うろ”から出てきたおばけは、「ぞぞまる」ちゃん。ガラス瓶の中からは「もものり」ちゃん、ゴミ箱の中からは「おろむか」くん、次々におばけの仲間たちが登場。ユニークで個性あふれるおばけの様子に注目! ラストの展開には、ちょっぴりドキドキするかも。
『おばけが ぞろぞろ』
ささきまき/福音館書店
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=133
おすすめのハロウィン絵本_03
tupera tupera『おばけだじょ』
(3歳くらいから)
数々の斬新な絵本を手掛ける大人気のユニットtupera tupera 。「おばけだじょ !」から始まる真っ黒なおばけは、実はあの生き物だった! ハラハラドキドキ、ラストのびっくりな展開には親子で驚くこと間違いなし。シンプルな言葉とダイナミックなアートワークが心地いい一冊。小さな子への読み聞かせにもおすすめ。
『おばけだじょ』
tupera tupera/Gakken
https://hon.gakken.jp/book/1020426000
おすすめのハロウィン絵本_04
塚本やすし『とうめいにんげんのしょくじ』
(3、4歳くらいから)
夕ごはんを食べている時に、突然現れた透明人間。
“ぼく”のとんかつとキャベツを食べた透明人間は、体の中が透けていて食べたごはんが丸見えに。その後、ソファでくつろぐ透明人間のおなかは大変なことに! 子どもが大好きなネタを盛り込んだ、ユーモアと爆笑に満ちた楽しい一冊。子どもが初めて体の仕組みを知るきっかけにも。
『とうめいにんげんのしょくじ』
塚本やすし/ポプラ社
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/2083034.html
おすすめのハロウィン絵本_05
軽部武宏『ばけバケツ』
(3歳くらいから)
バケツに入った、ちょっぴり不気味なおばけが夜のお散歩にお出かけ。うっかり転んでバケツから飛び出したおばけは、あるものに変身。次々に現れる動物や謎の生き物にドキドキヒヤリ。月夜の闇に描かれるミステリアスでシュールな物語に引き込まれること必至。リズム感が楽しい文章は、親子で読むのにもぴったり。
『ばけバケツ』
軽部武宏/小峰書店
https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338261289
おすすめのハロウィン絵本_06
五味太郎『がいこつさん』
(4、5歳くらいから)
名作絵本を数多く手掛ける五味太郎さんによる、哀愁ただようガイコツが愛らしい絵本。寝ている“がいこつさん”は「なんだか気になることがある…」と、目を覚まします。忘れたことを思い出そうと、街の中やデパートをうろうろ。最後にデパートのトイレで思い出したこととは? 意外と生真面目な“がいこつさん”の性格にほっこりしてしまうラストが印象的。『がいこつさん』
五味太郎/文化出版局
http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579401567/
おすすめのハロウィン絵本_07
鈴木 翼『おばけマンション』
(4、5歳くらいから)
たくさんのおばけが住む、おばけマンション。でも住んでいるのは、入れ歯のドラキュラ、包帯が足りないミイラおとこ、バラバラになったガイコツなど、とぼけたおばけたち。そこに2人の子どもがやってきて、魔女におもてなしを受け、魔法の力で男の子の頭がカボチャになってしまい…。後半の急展開が面白い、ユーモラスでかわいい絵本。
『おばけマンション』
文:鈴木 翼、絵:村上康成/世界文化社
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/16817.html
おすすめのハロウィン絵本_08
かわむらげんき『パティシエのモンスター』
(4、5歳くらいから)
ヒット映画を数多く手掛けるプロデューサー川村元気さんと、ココちゃんシリーズを手掛ける作家サカモトリョウさんがコラボした絵本。モンスターしかいないパリで、おいしいお菓子のお店を営むポワン。仲間たちとケーキ作りをしたり、散歩したり。カラフルな街並みと甘いキュートなお菓子にワクワクするはず。パリらしいおしゃれさとセンスが光る一冊。
『パティシエのモンスター』
作:かわむらげんき、絵:サカモトリョウ/マガジンハウス
https://magazineworld.jp/books/paper/2752/
おすすめのハロウィン絵本_09
石津ちひろ『まほうのハッピーハロウィン』
(4、5歳くらいから)
ハロウィンの日を舞台に描く、小さな魔法を描いた心温まる物語。ハロウィンのかぼちゃに変身したみのりは、ピーターパンに変身した従兄弟のあきとを迎えに行く。「トリック・オア・トリート」が言えない恥ずかしがり屋のあきとに、みのりがある魔法をかけ、小さな一歩を踏み出す。
子どもの揺れ動く心情を柔らかなイラストと文章で映し出した一冊。『まほうのハッピーハロウィン』
作:石津ちひろ、絵:岡田千晶/ブロンズ新社
https://www.bronze.co.jp/books/9784893096760/
おすすめのハロウィン絵本_10
角野栄子『魔女からの手紙』
(6歳くらいから)
ある女の子のもとに20人の魔女から届いた手紙。その手紙を手がけるのは、ディック・ブルーナ、荒井良二、五味太郎、和田誠ら有名作家20名。それぞれの絵に合わせて、角野さんが文章を綴るユニークな合作絵本。作家によって、全く異なるシチュエーションの手紙が描かれていて、ページをめくるたびにイマジネーションの扉が開くはず。
『魔女からの手紙』
角野栄子/ポプラ社
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8440001.html
edit&text/Yukiko Takeda
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