不足しがちな「たんぱく質」と「カルシウム」、朝ごはんに取り入れるコツ
お子さんの食生活を見直したとき、果物や乳製品が足りないと思ったら野菜ジュースやヨーグルトなどを買って、冷蔵庫にストックしておきます。不足していたらプラスする。家に置いてあればすぐにプラスできます」
足りないものをプラスする。それだけでいいんだ、と考えると肩の力が抜けて毎日の食事づくりもかんばれそうです(笑)。
「あとは「全部自分で用意しなきゃ!」と思いつめないようにすることもポイントではないでしょうか。牛乳とかみかんとか、お子さんが自分で用意できる食品がたくさんあります。お子さんが自分で「なにが足りないかな?」と考えて、足りないものがわかったら自分で冷蔵庫に取りに行く。
今はスポーツの現場でも「自分で考えて動く」というコーチングが主流になっています。
そういう習慣をつけるようにすると、お子さんの自立を促すことにもつながっていきますし、それが習慣になれば、保護者の方にほんの少しの時間的な余裕が生まれるのではないでしょうか」
「自分で考えて動く力」を養い自立を促す、これも長い目で見て親ができる子どもへのサポートであると言えますね。
「「自分でやったほうが早い」と思って手を出してしまうこともあるかと思います。でもちょっとずつでも子ども自身にやらせることで、大人になったときにしっかりとした生活習慣が身についていくでしょう」
明治が考える「食育」とは?
書籍『ジュニアのためのスポーツごはん』のエピソードや、スポーツ栄養のお話をたっぷり聞かせていただいたところで、食品企業として明治が考える『食育』についてのお話もお聞きしました!
まず、明治の食育に対する考え方・理念とは?
「食事は健康づくりの源で、身体だけではなく喜びとか安らぎといった心の豊かさにつながっている、と考えています。明治では、食の大切さ・楽しさと、食のバランス、食の安全安心の3つを柱として食育活動を行っています」
子どもが健やかに成長するために、会社としてサポートしたいと思うことをお教えください。「子どもが健やかに成長するために、食を知って楽しむ場所を提供して食生活をサポートしたいと思っています。食の価値や健康の大切さを伝えることで、未来を担う子どもたちが“なりたい自分”のために食品を選ぶ力『食品選択力』を身につけることを目指しています」
明治が今とくに重視している栄養は何でしょう?
「『ミルクプロテイン』という乳たんぱく質です。