子育て情報『【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」』

【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」

目次

・子どもの心を捉える「意外性」
・こどもの年齢が上がるほど歌詞の内容や動きの面白さに目が向く
【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」

手や指のほか、体を使って遊びながら歌う「手遊び歌」。音楽による幼児教育研究を専門とする高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、手遊び歌には、子どもの成長に欠かせない要素がたくさんあるのだそう。ここでは、体を使って子どもの想像力をアップさせる「手遊び歌」として、先生が特におすすめするものを教えてもらいました。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)

子どもの心を捉える「意外性」

手遊び歌は、体を使った遊びを伴うことで、子どもの想像力を育むものが多いという特徴があります。そして、子どもが好むのは、「変化」と「繰り返し」が含まれるもの(インタビュー第3回参照)。ただ、なかにはただの変化と繰り返しでは終わらないものもあります。

『キャベツのなかから』という手遊び歌もそのひとつ。キャベツのなかから青虫が出てくるという内容で、親指を「お父さん青虫」に見立てるところから歌詞がはじまります。
親指がお父さんを示すということは日本の文化ですから、みなさんもその後の歌詞は予測できますよね。子どもたちもそれは同じです。

2番は人差し指を使って「お母さん青虫」。その後はお兄さん、お姉さん、赤ちゃんと続いていきます。でも、この歌のいいところはそのままで終わらないところ。最後は全部の指を使って、なんと「ちょうちょ」になっちゃう!この「意外性」が素晴らしくて、子どもたちが絶対に大好きになる歌です。

とはいえ、こういった意外性は、子どもがある程度の年齢にならないと楽しめるものではない。そこで、子どもの年齢別にわたしがおすすめする手遊び歌をご紹介しましょう。


【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」


こどもの年齢が上がるほど歌詞の内容や動きの面白さに目が向く

◆0~1歳児向け
『おやゆびねむれ』/作者不詳(わらべ歌)
まだ小さな子どもには、互いに体を触れ合って遊ぶ歌がよいでしょう。この歌は、親指から順に指を1本ずつ折り曲げたり伸ばしたりしながら歌います。子どもが泣いてぐずっているときや、子どもを寝かしつけたいときにもおすすめですよ。歌うというよりも「語りかける」ように、穏やかに優しい口調でゆっくりと歌いかけてあげましょう。子どもは自然に心が落ち着いて、泣きやんだり眠ったりするはずです。歌いながら親子で触れ合うことで、子どもはお父さんやお母さんの温もりを感じながら安心感を得ることができます。

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