子育て情報『コミュニケーション能力は低くて当然の時代!? そんないま親が子にしてあげるべき6つのこと』

コミュニケーション能力は低くて当然の時代!? そんないま親が子にしてあげるべき6つのこと

目次

・コミュニケーション能力低下の背景
・コミュニケーション能力の低下による弊害1:人間関係のトラブル
・コミュニケーション能力の低下による弊害2:将来の就職への悪影響
・家庭でできるコミュニケーション能力アップ術
コミュニケーション能力は低くて当然の時代!?そんないま親が子にしてあげるべき6つのこと

今どきの若者たちのコミュニケーション能力低下は、学校や新卒採用などの現場において、ずいぶん前から言われ続けてきました。今の若い世代には、社会で求められる高度で複雑なコミュニケーションに対応できる力が備わっていない、という話は、多くの皆さんにとって「耳にタコ」ではないでしょうか。そして、若者だけでなく、実は子どもたちについても、同じことが言われています。

ではなぜ、彼らのコミュニケーション能力は低いと言われているのでしょう。今の子どもたちが、将来社会人生活を送るのに十分なコミュニケーション能力を身につけるためには、どうすればよいのでしょうか。

大事なのは、日頃の家庭でのコミュニケーションの在り方です。子どもたちのコミュニケーション能力を伸ばすために、親が家庭でできることを紹介します。

コミュニケーション能力低下の背景

子どものコミュニケーション能力が低くなったと言われる背景には、社会の大きな変化があります。


・ITの発達
例えば、夕食の後に、翌日学校で使う持ち物の用意をしていて、何を持っていけばよいのか忘れていたことに気づいたとき、子どもたちはどうするでしょうか。

かつては、友だちの自宅へ電話をかけ、応答した家の人に友だちへの取次ぎをお願いし、代わって出た本人に確認をする、というやり方が一般的でした。ですが今では、自分のスマートフォンから友だちのスマートフォンへ、メールやSNSでダイレクトに、しかも声を発することなく、時には絵文字だけでメッセージを送り、確認することができます。

今は昔に比べて、友だちと連絡を取り合う際、自分が発声する言葉によるコミュニケーションが必要ない時代なのです。

・少子、核家族化
もうひとつ、普段の家庭での過ごし方をイメージしてみましょう。

今より古い時代には、子どもたちが学校や園から帰ってくると、友だち同士、近所で集まって遊ぶ姿がよく見られたもの。ですが今ではそのような光景を見ることは少なくなりました。そもそも子どもの数が少なくなっているうえに、習い事などで子どもたちの放課後の過ごし方が多様化し、お互いに遊ぶ時間を合わせにくい現状があります。


また、夕食時には、同居するおじいちゃんおばあちゃんも含め大人数で食卓を囲んで、その日あったことを話し、いろんな世代の意見を交えながら団らんする――。そんなシーンも、昭和を描いたドラマやアニメでしか見かけなくなりましたよね。

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