子どもの自信がぐんぐん育つ! 学力の高さと比例する「自己効力感」を上げる方法
なにかに挑戦するとき、やる前から諦めてしまうことはありませんか?
それは性格の問題ではなく、『自己効力感』が低いせいかもしれません。
「自分はやればできる!」「目標を達成することができる!」と自分を信じて行動できるようになるには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
今回は、子どもが『自己効力感』を手に入れるために親ができること・すべきことをお教えします。
自己効力感と自己肯定感、どう違うの?
カナダ人心理学者のアルバート・バンドゥーラが1977年に提唱した『自己効力感』という概念。実は、子どもの学力や人格形成に非常に良い影響を与えることがわかっています。
『自己効力感』とは、「自分は物事を解決する能力があるんだ」という確信のような感覚を指します。つまり、「自分はうまくできる」と自分の能力への期待や自信が高いことを “自己効力感が高い” と言うのです。
ここで「自己肯定感とは違うの?」と思った人も多いのではないでしょうか。似ているようで違う自己肯定感と自己効力感について、簡単にご説明します。
■自己肯定感
・「自分には良いところがある」と感じること。
・自分のあり方を積極的に評価できる感情。
・自らの価値や存在意義を肯定できる感情。■自己効力感
・「自分はきっとこの目標を達成させることができる」と感じること。
・自分が行うことは効力があると信じる感情。
・「やる気になればなんでもできる」と自分の能力を信じる感情。
どちらもポジティブな感情であることは間違いありませんね。自己肯定感が高ければ自然と自己効力感も芽生えそうなものですが、実際には「自己効力感が高いほど自己肯定感を持つ傾向がある」ということがわかっています。
つまり、このふたつは相関関係にあるのです。
自己効力感と学力の高さ・学習の質は比例する!
2008年に日本青少年研究所が実施した国際調査によると、「自分はダメな人間だと思う」と感じている日本の中・高校生は、他の国に比べて多かったそうです。そして「私は人並みの能力がある」「自分の意思をもって行動できるほうだ」といった項目も調査した結果、日本の子どもたちは「自分の能力に対する信頼や自信に欠けている」=「自己効力感が低い」ということが明らかになりました。その結果を受けてベネッセ教育総合研究所は2015年、自己効力感が高い子どもの特徴や、学力にまつわる傾向について独自に調査を行いました。