みんな違って、みんないい。違いを恐れない子に育てるための「多様性」を学べる絵本
その『グラッファロー』の作者、ジュリア・ドナルドソンによる可愛らしい絵本です。
ある日、妖精を助けたフレディはお礼に願いを叶えてあげると言われるのですが、妖精は実はあまり耳がよくなくて……。フレディのお願いは変な形で叶えられてしまいます。さあ大変!
ジュリア・ドナルドソンのトレードマークとも言えるリズムの良さと、ユーモラスなストーリーラインが印象的。さらに、耳がよく聞こえない人たちと話すときに気をつけなくてはならないことが自然とわかる内容になっています。
どれも日本語訳はまだないのですが、英語でのよみきかせの際に、ぜひ手に取っていただきたい絵本です。
ジェンダーの問題と同様、多様性についても、様々な取り組みが進められていますから、書籍そのものはそれなりに出ています。今必要とされているのは、読み手がそういった本を、積極的に手に取ることなのです。
(参考)
ジャスティン リチャードソン, ピーター パーネル 著, 尾辻 かな子, 前田 和男 訳(2008),『タンタンタンゴはパパふたり』, ポット出版.
メアリ ホフマン 著, 杉本 詠美 訳(2018),『いろいろいろんなかぞくのほん』,少年写真新聞社.
Tim Hopgood, Here Comes Frankie, (Macmillan Children’s Books, 2015)
Arree Chung, Mixed, (Macmillan Children’s Book, 2018)
Julia Donaldson, Freddie and the Fairy, (Pan Macmillan, 2012)
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