子育て情報『「もしも」で想像力&発想力に火をつける!――個性的な作文がスラスラ書ける魔法の言葉』

「もしも」で想像力&発想力に火をつける!――個性的な作文がスラスラ書ける魔法の言葉

目次

・「もしも」を使うと作文が書きやすくなる!?
・「もしも」で他の誰かに大変身!?
・「もしも」で願望が達成する!?
・「もしも」という乗り物で自由に旅させよう!
「もしも」で想像力&発想力に火をつける!――個性的な作文がスラスラ書ける魔法の言葉

「もしも」を使うと作文が書きやすくなる!?

途中で書くことに詰まってしまう。子どもにはよくあることです。そんなときは、子どもに魔法の言葉「もしも」をふりかけてあげてください。「もしも」をきっかけに想像の世界へ飛び立つことで、意識下にある、その子の考えや気持ちが表に出てくることも少なくありません。そうして表に出てきたものが、作文を魅力的なものにしていきます。

魔法の言葉「もしも」には、大きく“変身する役割”と“願望達成の役割”のふたつがあります。どちらも、作文を書くうえで有効です。作文を書く子どもの手が止まったら「もしも」を使って、親がさり気なく誘導してあげてください。


「もしも」で想像力&発想力に火をつける!――個性的な作文がスラスラ書ける魔法の言葉


「もしも」で他の誰かに大変身!?

ひとつ目の「もしも」は“変身するためのもの”です。あたり前のことですが、子どもは、子ども自身の視点で物事を考えようとします。そうすると、自分の意見や考えを書いた段階で「もう十分に書いた」「もうこれ以上は書けない」とブレーキをかけ始めます。そんなときに、変身の「もしも」を使えば、子どもは迷い込んだ袋小路から抜け出して、新たな世界へと旅立つことができます。


◆「もしも」を使った変身例

・もしも、わたしがママだったら〜
・もしも、わたしがこの本の作者だったら〜
・もしも、わたしが、ケーキ屋さんの店長だったら〜
・もしも、ボクが日本でいちばんえらい人だったら〜
・もしも、ボクが宇宙飛行士だったら〜
・もしも、わたしが校長先生だったら〜
・もしも、わたしが動物園の飼育員さんだったら〜
・もしも、わたしがディズニーランドのスタッフだったら〜
・もしも、ボクがユーチューバーだったら〜
・もしも、わたしがAKB48のメンバーだったら〜

「もしも」で想像力&発想力に火をつける!――個性的な作文がスラスラ書ける魔法の言葉


「もしも」を使って、自分以外の何者かに変身することで、子どもの想像力が一気に活性化します。変身した立場から、それぞれ個性的な考えや提案を書き始めることでしょう。

もしもボクが、日本でいちばんえらい人だったら、おじいちゃんとおばあちゃんに、広くて安全なおうちをプレゼントします。おじいちゃんやおばあちゃんが転ばないようにせっけいした家で、ボクやお父さん、お母さんともいっしょにくらせる大きなおうちです。
それから、まちにゴミをすてる人からは「ばっ金」をとります。ふけつな町になると、みんなが気もちよくないからです。
あと、歩きながらスマートフォンをいじっている人からはスマートフォンをとりあげます。

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