感情を書き出すとEQが伸びる! IQよりも大切な「心の知能指数」を高めよう
ということ。
逆にEQが低いということは「まだ自分の中のEQをうまく発揮できていないだけ」という見方もできます。EQは工夫次第で伸ばしていくことが可能なのです。
EQをはぐくむための効果的な日記のつけ方
子どものEQをはぐくむための方法としては以下の方法があります。
■落ち着ける空間で、絵本の読み聞かせや音楽鑑賞をする
■勉強や読書などは、まず親がお手本となって行う
■普段の生活の中で、より愛情を持って接することを意識する
■日々の出来事を日記として綴る
この中でもおすすめなのが、日記をつけることです。EQを高めるためには、自分の中にある喜びや楽しさといったポジティブな感情だけでなく、怒りや悲しみといったネガティブな感情とも冷静に向き合う必要があります。ネガティブな感情をうまく発散できなかったり、心に溜め込む癖がついてしまったりすると、ある日突然感情が爆発する可能性もあり、精神面に悪影響を及ぼしてしまうためです。
日記にできる限り素直な感情を書き出し、その内容について客観的に向き合うことは感情をコントロールする訓練になるので、EQの向上に非常に効果的ですよ。
また、日記には「今日は○○をして、△△だと思った」などと漠然とした内容を綴るのではなく「なぜそう思ったのか」という理由も忘れずに加えることが大切。より具体的な内容にすることで、自分の感情と冷静に向き合うことができるようになります。
親子で作る、EQを高めるための日記
やり方をご紹介しましょう。まず親が子どもの感情を引き出すための質問をし、その答えを日記にしていきます。質問内容は以下の通りです。
まだ日記が書けない年齢の子どもや、文章を書くのが苦手な子どもの場合は、まずは親がサポートしてあげましょう。
①その日の出来事
回答例「友達の○○ちゃんとお店屋さんごっこをした」②それをしてどう思ったか
回答例「楽しかった、明日も遊びたいと思った」
最初は①②の内容のみ、2行程度でいいので日記として書く習慣を作りましょう。②に答えることに慣れたら、少し踏み込んだ質問をしていきます。
③そんな自分をどう思うか
回答例「また遊べるように、○○ちゃんを誘いたい」④これからどんな自分になりたいか
回答例「○○ちゃんと仲良しな自分でいたい」
ある程度、日記を書き溜めることができたら、親子で「こんなことがあったね」「この時はこう言ってたけど、いまはどう思う?」