クラウドファンディングで夢を叶えた子ども達ーー道を切り拓く力を身につけるための極意とは
「木の上に秘密基地を作りたい」
多くの人にとってはぼんやりとした夢のままで終わるであろう発想を、話し合いや調べ学習を何度も繰り返し、クラウドファンディングという形で見事に叶えたのはなんと小学生の子ども達。
彼らが自分達の力で夢をかなえることができた理由は、教育方法にありました。
クラウドファンディングで「夢」を叶えた子ども達
茨城県つくば市にある英語学童保育「Kids Creation Afterschool」は「自分で人生を切り拓く実践力のある子どもを育てること」をモットーに、子ども達に主体的に考えさせる授業を中心に真の国際人を育むための教育を行っているアフタースクールです。
そんなKids Creation Afterschoolの行っている授業の一つが「探求プログラム」です。テーマを設定し、子ども達で意見を出し合って探求することによって「考える方法」や「問題解決能力」を身につけることを目標としています。
ある日のテーマは「学童の庭を楽しくするには?」。話し合いの結果「木の上に秘密基地を作りたい」という夢を抱いた子どもたちは、なんと実際にクラウドファンディングで集めた資金で園庭にツリーハウスを作ってしまいます。
完成したツリーハウスに登った子ども達。眩しい笑顔です!
小学生の子ども達が、何度も話し合い、調べ学習を繰り返し、時に大人のアイデアや協力を求めながら自力で夢を叶えられたのはまさにKids Creation Afterschoolの教育モットーの通り「自分で道を切り拓く力」が身についていたからだと言えますね。
―いったい子どもたちはどのように「道を切り拓く力」を身につけることができたのでしょうか。Kids Creation Afterschool代表の宮嶋さやか先生に詳しくお話を伺いました。
「道を切り拓く力」とは?なぜ今必要?
――そもそも、「道を切り拓く力」とはどのようなものなのでしょうか?なぜ今、「道を切り拓く力」が必要なのでしょうか?
「AI時代の到来により、今ある職業の半分はいずれなくなると言われています。明確な答えのない不確かな時代だからこそ、『道を切り拓く力』がとても重要です。仮に自分の職業が無くなっても、絶望したり時代のせいにしたりするのではなく、新しい職業を作ってしまえばいい。そのように自分の手で困難な状況を打破するのが『道を切り拓く力』です。