子どものやる気をグイっと引き出す、3つの「ご褒美」テクニック
子どもにやめさせたい行為があるなら、その行為に対してあえてご褒美を与えることで、やめさせることができるかもしれません。例えば、テレビゲームをやめさせたいなら、下記のようなプランを試してみてはいかがでしょうか。
(1) テレビゲームのステージを一つクリアするごとにシールをあげる
(2) 子どもはシールが欲しくて、ますますテレビゲームに熱中する
(3) しばらくしたら、「シールがなくなった」と言って、シールをあげるのをやめる
(4) 子どもはシールがもらえないから、テレビゲームをやらなくなる
このように、子どものゲームが好きという気持ち(内発的動機づけ)に対して、シールをもらうこと(外発的動機づけ)がマイナスに影響し、やる気をなくすという展開が期待できます。
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“もので釣る”というと聞こえが悪いですが、ご褒美を与えるという行為も、我が子を愛する親の気持ちの表れです。「アンダーマイニング効果」の特徴を知り、ご褒美を上手に取り入れ、子どものやる気を引き出すことに役立ててくださいね!
(参考)
株式会社日立システムズ|人を活かす心理学【第17回】報酬はやる気を削ぐ? 内発的モチベーション
プレジデントオンライン|アドラー心理学で解明「やる気」の出し方
ウィキペディア|アンダーマイニング効果
URANARU|心理学のアンダーマイニング効果の例と逆の効果
All About暮らし|ご褒美を子供のやる気アップに使っていいの?
All About暮らし|やる気を育てる! 良いごほうびと悪いごほうびの違い
新刊JP|行動経済学を使って「いたずら書き」をやめさせる? その驚きの方法とは
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