子育て情報『「読み聞かせ」にも「はじめての一人読み」にも最適。“幼年童話” の魅力とおすすめ作品』

「読み聞かせ」にも「はじめての一人読み」にも最適。“幼年童話” の魅力とおすすめ作品

目次

・読み聞かせから一人読みへ。絵本から児童文学への移行のコツ
・はじめての幼年童話におすすめ!「おとのさま」シリーズ
・『おとのさまのじてんしゃ』
・『おとのさま、ゆうえんちにいく』
・最新作!『おとのさま、ほいくしさんになる』
「読み聞かせ」にも「はじめての一人読み」にも最適。“幼年童話” の魅力とおすすめ作品

「子どもの年齢があがるにつれ、絵本では物足りなくなってきた様子……」
「もうすぐ1年生。いつまでも絵本ばかり読ませていていいの?」
「小学生になり、あまり本を読まなくなった我が子。もっと本を楽しんでもらいたい!」

今回は、親御さんたちのそんなお悩みにおこたえするべく、佼成出版社オススメの幼年童話シリーズをご紹介します。

読み聞かせから一人読みへ。絵本から児童文学への移行のコツ

本の紹介をさせていただく前に、幼少期のお子さんにとって「幼年童話」がいかに大切であるかをお伝えしたいと思います。

子ども向けの本には「絵本」や「児童文学」がありますね。皆さんおなじみの絵本は、ふんだんに描かれた絵と言葉を一緒に楽しむもの。
一方の児童文学は、挿絵が入るものの、主として言葉による物語です。

実はその中間に、「幼年童話」というものがあるのをご存じでしたか?幼年童話の特徴について、金沢学院大学准教授の米川泉子先生が次のように解説しています。


幼年童話は、(中略)大きな文字と絵によって描かれている。絵本と比べると絵よりも言葉に主軸が移っていながらも、児童文学に比べると絵が多く描かれている。また、言葉はひらがなを主体として書かれており、漢字が使われる場合にはルビがふられている。そして、絵は、児童文学のような挿し絵としてではなく、言葉だけでなくストーリーを伝える役割を十分に持っているのが特徴である。

(引用元:米川泉子(2013),「絵本と児童文学のはざまにある幼年童話を考える」, 聖霊女子短期大学紀要, 第41号, pp. 81-91.)太字は引用にあたり施した

こうした幼年童話のおおよその対象年齢は、就学前の5・6歳から小学校低学年の8歳ごろまで。米川先生によるとこの時期は、絵本を読む楽しみを持ちながらも、主に文字から楽しみを味わう児童文学へと進んでいく時期。
この年齢にある子どもは、言葉による秩序の世界に入っていく過程にあるものの、まだ論理的に考える力が備わっていないのだそう。

そんな時期に、言葉がメインであり、かつ絵にもストーリーを伝える役割がある幼年童話を読むことで、子どもは言葉を獲得しながら、これまで知らなかった世界へとスムーズに向かうことができるのだそうです。
「読み聞かせ」にも「はじめての一人読み」にも最適。“幼年童話” の魅力とおすすめ作品


また、『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』の著者で、受験のプロとしても知られる松永暢史氏は、幼年童話を読むことの意義を次のように述べています。

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