子育て情報『子どもが「本当に褒めてほしいこと」。やる気スイッチをONにする言葉とは』

子どもが「本当に褒めてほしいこと」。やる気スイッチをONにする言葉とは

『研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である』」の中には、このような報告があります。


小学生、中学生ともに、「内発的動機づけ」が高く「外的動機づけ」が低い自律的動機づけタイプの子どもが、学校での成績が最もよいという結果が得られました。自律的動機づけタイプの子どもは、“楽しいから勉強する”といった内発的動機づけに基づいて勉強しており、外的な報酬や罰は必要なく、そこから得られる達成感や充足感が報酬となるため、自発的に、そして積極的に学習に従事し、しかも継続的に取り組むことができるのだと考えられます。その結果、望ましい成績につながるものと考えられます。

(引用元:ベネッセ教育総合研究所|研究レポート2自律的な理由で勉強することが適応的である)

また、内発的動機づけから自分の好きなことに取り組むことができれば、子どもの得意分野や特技を見つけることにもつながります。親がそれを伸ばせる環境を整えてあげることで、やがて子どもが自分に自信を持てるようになったり、特技を生かした将来の職業選択を意識するようになったりするでしょう。

実際のところ、大人の場合は「家族を養うために、仕事が嫌でも毎日出勤しなければならない」など、外発的動機づけによる行動がルーティンになってしまうこともあります。しかし、子どものうちに内発的動機づけがスムーズにできるようになっておけば、外的要因に左右されることなく、どんな状況でも自分自身のやる気を引き出せるようになるのです。


子どもが「本当に褒めてほしいこと」。やる気スイッチをONにする言葉とは


子どもの内発的動機づけを高める3つの声かけ

前述したように、内発的動機づけには結果ではなく過程を重要視するという特徴があります。結果はその日の体調や運、競争相手に左右されることもありますが、過程は子どもが実際に行なってきたことであり、着実に能力として身についていきます。

子どもが本当に親に見てほしいのは、この「過程」なのです。そのため、親が子どもの内発的動機づけを高めるためには、以下のような声がけを意識しましょう。■「○○ができてすごいね」
内発的動機づけを高めるためには「結果ではなく、それまでの過程をこなせたこと=子どもの能力」を褒めることが大切です。例えば、テストで100点がとれたときは「100点をとれるなんて、すごいね」と声をかけるよりも「問題を正確に、しかも完璧に解けるなんて、すごいね」などの声がけをしましょう。

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