東大生の2人に1人が経験者。「ピアノが脳にいい!」はやっぱり本当だった!
長年にわたり、人気の習い事として名が挙がる「ピアノ」。ピアノが弾けるようになると、楽譜が読めるようになる、音感が身につくなど、さまざまなメリットがあります。この記事を読んでいる親御さんのなかにも、習ったことのある方は少なくないでしょう。
では、東大生の多くが幼少期にピアノを習っていた、ということはご存じでしょうか。もしそれが事実なら、ピアノを習うと頭がよくなるの? と、期待が高まりますよね。実際はどうなのか、ピアノが脳にもたらす影響について調べてみました。
ピアノが東大合格に役立った!?
ミキハウス子育て総研が2017年に行った調査「Weekly ゴーゴーリサーチ(第815回分析結果)」によれば、ピアノを習っている子どもは全体の23.9%。
これはスイミングに次いで2番目に多い割合です。およそ4人に1人がピアノを経験しているといえます。
また、別の調査では、東大生のおよそ2人に1人がピアノを習っていた、と判明したそうです。また、ヴァイオリンやエレクトーンなど音楽系全般となると、その数は全体の約6割を超えるといいます。この調査を行なった教育ジャーナリストのおおたとしまささんは、この数字について下記のようにコメントしています。
世の中全体では楽器を習っている子供の割合は1:3くらいで女子が圧倒的に多いのに、東大は4:1の割合で圧倒的に男性が多い母集団であるということも考慮すれば、「6割以上」という数字がいかに突出した数字であるかがわかるだろう。
(引用元:東洋経済オンライン|東大生にピアノ経験者が圧倒的に多い理由)
さらに、東京大学新聞社では、東大生を対象に小学生時代の習い事が東大合格に役立ったかどうかの「貢献度」についての調査が行なわれました。この調査では、習い事の種類ごとに、「とても役に立った」なら4点、「ある程度役に立った」なら3点、「少し役に立った」なら2点、「役に立たなかった」なら1点を加算していき、平均点を算出します。
ピアノは2.5点で、学習塾や英会話などを除く非学習系の習い事のなかでは、習字に次いで2番目に高い貢献度でした。つまり、小学生時代にピアノを習っていた現役東大生の多くは、ピアノの経験が少なからず東大合格に役立ったと考えているようです。
ピアノはすべての脳機能を高めてくれる習い事
では、科学的にピアノと学力向上に相関関係はあるのでしょうか。