親の心配は子どもの負担になる。新学期に大切な「聞く」より「聴く」の実践法
ところが、クラスという集団の中ではそうはいきません。何も言わないと、だれにもわかってもらえないこともあります。自分の想いや要求を言葉で伝えることは必要なのです。
それから、「分からない」「できない」などの言葉は、しばしばネガティブな表現と取られます。お家で親から「どうしてわからないの!」「なぜできないの!」などという反応を返された経験があると、子どもはどうしても「分からない」「できない」と言えなくなってしまいます。
どんなことでも否定から始めるのではなく、まずは肯定です。肯定されることで、子どもは自信をつけていくのですから。
心身ともに健康に育つための「4大栄養素」
入学や進級にあたり、親子でいろいろ不安になることもありますが、大丈夫です。
できた、できないに一喜一憂するのではなくドーンと構えましょう。
「しっかり食べる」「たっぷり眠る」「からだを動かして友だちと群れて遊ぶ」「安心して受け止めてくれる大人がいる」の4つが家庭で保障されている子どもは、少々のことがあっても十分乗り切ることができます。最近は、この4つが崩れていることが多いのですが、これぞ家庭の役割です。4つのことをしっかり満たしてあげれば、子どもは新たなことに挑戦したり、失敗してもまたチャレンジする意欲を持てたりします。これぞまさに、心身ともに健康に育つための「4大栄養素」と言ってもいいでしょう。
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