初めての料理やお弁当作りに、ぜひ「おにぎり」を。「親子で作るおにぎり」がもたらす“学び”
お弁当を持ってお出かけするのにぴったりのシーズンがやってきましたね。ぜひこの春は、「お子さんと一緒に手作りしたおにぎり」を持ってピクニックに行きませんか?
いつものお出かけも、自分で作ったおにぎりがあるだけで格別なものになります。その上、おにぎり作りはお子さんの「お料理してみたい!」という意欲を満たすのにも最適なのですよ。
「おにぎり」で“親子料理デビュー”を
これをお読みの親御さんは、お子さんと一緒に料理をしたことはありますか?子どもから「お手伝いしたい!」と言ってくれるのはいいけれど、親としては正直面倒くさかったり、一人でやったほうが早かったりするので、つい「今度時間があるときにね」と言ってしまうケースは多いと思います。
東京ガス都市生活研究所が2014年に発表したレポートによると、子どもと一緒に料理をしている母親の割合とその実施頻度は、月1日以下が6割以上。しかし一方で、「親と一緒に料理がしたい」子どもは約9割にものぼったのだそう。ほとんどの家庭では、月に1日すらも子どもと一緒に料理をすることがないにもかかわらず、実は子どもは親と料理をしたがっている……という、なんとも切ない事情が明らかになったのです。
こどもまなび☆ラボの記事『五感が鍛えられるだけじゃない!集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」』でも紹介されているとおり、親子で一緒に料理をすることには、子どもの五感を刺激する、好奇心を伸ばす、親子のコミュニケーションを促すなど、たくさんのメリットがあります。
そんな料理の効果を我が子にもたらしたいと考える親御さんにおすすめなのが、「おにぎり作り」です。管理栄養士の川口由美子さんは、親子料理のポイントについて次のように解説しています。
親子で一緒にお料理するときは、子供が「自分で作った!」と満足感が得られる料理を作るのがおすすめです。やっぱり子供は「焼く」、「成形する」、「盛り付ける」というメインの作業が大好き! そのやる気を損ねないようにしてあげたいですね。
(引用元:All About|子供も作れる!親子で作る年齢別オススメ料理5選)太字は引用にあたり施した
ごはんを手で成形するおにぎり作りは、まさに親子料理にぴったり。川口さんによれば、3歳ぐらいになればじゅうぶんおにぎり作りを楽しめるそう。熱の取れたご飯をラップに包んで、好きな具を入れて、あとは丸めるだけで、簡単におにぎりが作れてしまいます。