子育て情報『語学力だけでは不充分! グローバル人材に「自己肯定感」が必須なワケ』

語学力だけでは不充分! グローバル人材に「自己肯定感」が必須なワケ

目次

・これからのグローバル人材の3つの要素とは?
・グローバル人材に必須なのは「自己肯定感」
・グローバルな人材教育は、まず日本を知ることから
語学力だけでは不充分!グローバル人材に「自己肯定感」が必須なワケ

グローバル化が進む昨今、私たちの日常生活も徐々に変化してきました。街中で見かける外国人観光客の数は明らかに年々増加していますし、コンビニや飲食店の店員が外国人であることも今や全く珍しくありません。海外出身の方と一緒に働く職場も増えてきているのではないでしょうか。

もちろん、子どもたちを取り巻く環境も同じように変化を続けています。園や学校のクラスメイトに外国人のお友だちがいるというケースも増えていることでしょう。

このような社会の流れを受け、子どもたちにも「グローバル人材」の資質が求められています。とはいえ、やみくもに英語だけを学べばいいというものでもないようです。家庭内でどのようなことに気をつければ、子どもをグローバル人材に育てることができるのでしょうか。
今回は、子どもがグローバル人材になるために大切なことについてご紹介します。

これからのグローバル人材の3つの要素とは?

これからの時代に求められるグローバル人材になるためには、どのような能力が必要になるのでしょうか。

2020年から小学校でも英語が必修化されることもあり、多くの方が語学力の必要性は理解されていることでしょう。しかし、単にネイティブスピーカーのように英語が操れるだけでは、真のグローバル人材として不十分。大切なことは、「英語を使ってどんなはたらきかけをするか」です。

官邸主導のグローバル人材育成推進会議が定義した「グローバル人材」の要素は次のとおりです。


「グローバル人材の要素」
要素I:語学力・コミュニケーション能力
要素II:主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素III:異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

(引用元:首相官邸|グローバル人材育成戦略(グローバル人材育成推進会議 審議まとめ))

海外の相手とコミュニケーションを図るには、語彙力だけではカバーできない部分もあります。自分とは異なる価値観や文化的バックグラウンドを持つ人々のことを理解する柔軟性や、失敗を恐れず積極的にチャレンジするタフさなど、幅広い力が必要とされるのです。
このような能力は、かつては一握りのエリートやリーダーに求められていたものですが、これからの時代は多くの人に求められるようになっています。では、基本的な要素である語学力・コミュニケーション力を除いた要素II、要素IIIは、どのようにして身につけることができるのでしょうか。

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