「SQ」って知ってる? 今を生きる子どもたちに「社会的指数」が重要なワケ
子どもにとって「どんな自分でも味方でいてくれる存在」がいることは、精神的な安定はもちろん、他者に優しく接することにもつながります。
ただし、お手伝いをした際や、テストで良い点をとった際など、「いい子だったとき」にしか褒めないというのはNGです。この場合、子どもは「『いい子でいる自分』しか受け入れてもらえない」と思うようになり、本音を隠すようになったり、ストレスをうまく発散できなくなったりする可能性があります。
・テレビやインターネットはほどほどに
テレビやインターネットには、さまざまなコンテンツがあり、「子どもの教育に良い」と謳っているものもたくさんあります。もちろん、これらを観て楽しむのもよいのですが、何時間も見せっぱなしにするのは避けましょう。感情の変化や他者への思いやりなどは、テレビからではなく人間同士のかかわりから学んでこそ、実践できるようになるからです。
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SQの高さは、学校の成績や運動能力だけでは測れない、人間としての魅力でもあり、トラブルや悩みにぶち当たったときの助けにもなります。普段の接し方を意識して、子どものSQを高めましょう。
文/田口るい
(参考)
ダニエル・ゴールマン(2007),『SQ生きかたの知能指数』,日本経済新聞出版社.
All About|SQ(社会的指数)とは?子育てにおける7つのポイント
All About|子供の性格を「良い子=SQ(社会的指数)高い子」に育てるには
カオナビ|SQとは? 人間の社会性や対人能力を示すSQとEQとの違いについて
日本の人事部|SQ
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