子育て情報『意外と言いがち! 子どもがますます反抗する、親のフレーズ3パターン』

意外と言いがち! 子どもがますます反抗する、親のフレーズ3パターン

目次

・キレやすい子どもが増えている時代背景
・本来のアンガーマネジメントは多くの時間が必要
・キレやすい子どもに育ててしまう親の言葉
意外と言いがち!子どもがますます反抗する、親のフレーズ3パターン

日本でも徐々に浸透しつつある「アンガーマネジメント」という言葉。一般的には「怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング」とされ、ビジネスパーソンやアスリートが自己コントロールのために取り入れているほか、いまでは学校教育の現場にも広まりつつあります。その学校教育向けのアンガーマネジメントプログラム開発に深くかかわっているのが、早稲田大学教育学部教授・本田恵子先生です。怒りっぽい子どもに手を焼いているという親のために、家庭でもできるアンガーマネジメントのコツを教えてもらいました。

構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)

キレやすい子どもが増えている時代背景

アンガーマネジメントが広まっている要因としては、感情をコントロールできない子どもが増えたことも挙げられます。その背景にあるのは環境の変化です。いまはまさにデジタル全盛の時代で、かつてのアナログの時代とは子どもをめぐる環境は大きく変わりました。

携帯電話が普及する前なら、友だちに電話するにも、友だちの親など誰かに取り次いでもらうことが普通でした。
そうやって、ふつうにコミュニケーション能力や社会性が育つ時代だったのです。また、当時は「待つ」ということがあたりまえの時代でもありましたよね。電話もすぐつながるわけではありませんし、情報を得るにもニュースの時間や新聞が届くのを待つ必要がありました。

でも、いまは別世界。『LINE』を使うにも、子どもたちの場合はそれこそ「数秒ルール」です。いつも「返信しなきゃ!」と思っていますし、友だちから遅れまいとスマホを介して情報に追われ、つねに不安と興奮をいったりきたりしている状況といえます。そんな状況では、感情が安定するわけもありません。

それこそ、感情をコントロールできる「キレない子ども」に育てるとなると、そういう状況を変える必要があります。
たとえば、家族で食卓を囲むときにはテレビを消すとかスマホは使わないといったルールをつくることも有効でしょう。家族のあいだできちんとコミュニケーションができなければ、自分の感情をコントロールして他人と適切な人間関係を築くことなどできるはずもありません。そういう意味でも、親が子どもとしっかり対話することが大切になります。
意外と言いがち! 子どもがますます反抗する、親のフレーズ3パターン


本来のアンガーマネジメントは多くの時間が必要

親子間の対話におけるポイントを紹介する前に、アンガーマネジメントとはどういうものかをまず知ってもらいたいと思います。

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