子育て情報『「思いっきり遊ぶ」とフロー状態に入れる!? 無敵の能力を身につける3つのコツ』

「思いっきり遊ぶ」とフロー状態に入れる!? 無敵の能力を身につける3つのコツ

目次

・フロー状態(ゾーン)って何?
・フロー状態(ゾーン)がもたらすもの
・フロー状態(ゾーン)を作るためのポイント
「思いっきり遊ぶ」とフロー状態に入れる!?無敵の能力を身につける3つのコツ

「子どもが何かに没頭し、こちらの呼びかけにまったく反応しなくなった」という経験がある方は多いのではないでしょうか?それは、子どもが「フロー状態(ゾーン)」に入っているからかも。今回は、子どもの成長に大きくかかわってくる「フロー状態」のメカニズムや、子どもへの影響についてご紹介します。

フロー状態(ゾーン)って何?

フローとは、アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念で、「物事に対して時間を忘れるほど集中し、最高のパフォーマンスを発揮できる状態」のこと。人はフロー状態に入ると、集中力が研ぎ澄まされて目的達成のために没頭できます。そして、目的達成後は、非常に高い満足感や達成感、心地良い疲労感を得ることができるのです。

大人でも、「締め切り直前に集中力が高まり、一気に仕事を片づけることができた」「スポーツ中、身体が自然と動くような感覚があり、練習ではできなかったはずの高度なプレイができた」といった体験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?これこそが、フロー状態です。

そして、フローよりもさらに集中力が増した状態をゾーンといいます。ゾーンに入ると、これまで体感したことのない超人的な集中力が発揮されますが、その境地にたどり着くことはなかなか難しいのだそう。
オリンピックで活躍する一流アスリートなど、特に集中力を求められる人々の中には、ゾーンを経験したことがある方もいるようです。

子どものフロー状態02


フロー状態(ゾーン)がもたらすもの

シリコンバレーを拠点とする教育機関 シンギュラリティ・ユニバーシティのFlow Genome Projectの研究結果によると、フロー状態に入ると次のような効果がもたらされるのだそう。

・創造性や、課題解決能力が4倍になる
・新しいスキルを学習するスピードが2倍になる
・痛みや疲労を感じなくなる
・ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、アナンダミド、オキシトシンといった、やる気や集中力を高めたり、幸せを感じさせたりする脳内物質が放出される

そのため、フロー状態に入ると、疲れやストレスを感じることなく、効率的なスキルアップが可能になるのです。
子どものフロー状態03


フロー状態(ゾーン)を作るためのポイント

子どもにフロー状態を体験させるためには、以下のポイントに注意しましょう。また、フロー状態に入ることには、子どもにとってさまざまなメリットがありますので、そちらも併せてご紹介します。

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