子育て情報『動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値』

動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値

動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値

ジャイアントパンダのシンシン(公財)東京動物園協会提供

2020年春、上野動物園に新しいパンダの施設が完成

2020年の春、上野動物園の西園に新しい展示施設「パンダのふるさとゾーン(仮称)」が開園します。ジャイアントパンダの生育地(中国四川省)に近い環境を再現し、本来の行動を引き出す起伏に富んだ放飼場を設置する予定です。楽しんで見ていただけるだけではなく、ジャイアントパンダの繁殖のための施設も充実します。分布域の重なるレッサーパンダなどの動物も複合的に展示し、よりパンダについて学べる施設になる予定です。

毎年「国際博物館の日」(5月18日)を記念して、上野動物園・国立科学博物館・東京国立博物館が連携したイベントを行っています。2019年は、国立科学博物館の「大哺乳類展」で標本や剥製を見た後に、上野動物園で本物の動物を観察できるようなコラボ企画を実施しました。今後も上野ならではの連携企画を考えていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしてくださいね。


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動物園の大切な役割を、子どもにもわかる言葉で井内さんに話していただきました。親御さんからお子さんへぜひ伝えてください。動物園を楽しみながら、子どもの中に動物愛護の心が育ち、地球に住むさまざまな生き物を身近に思う。動物園は学びだけなく、心も育てる場所といえるでしょう。

動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値


(※写真クレジット注記:(公財)東京動物園協会提供写真および記事冒頭画像を除く)

■ 上野動物園教育普及係・井内岳志さん インタビュー一覧
第1回:動物園は学びの場!上野動物園の学芸員が伝授する、親必見の「動物観察準備テク」
第2回:解説のメモなんてしなくていい。「目の前の動物」から最大限学びとるコツ
第3回:「夏休みの自由研究」は動物園で。上野動物園おすすめの“調べ学習”のテーマとポイント
第4回:動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値

【プロフィール】
井内岳志(いうち・たけし)
恩賜上野動物園教育普及係主任(学芸員)。
大学ではサルの生態を研究。恩 賜上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園などの動物園・水族館で30 年以上、 動物園教育に関わる。大哺乳類展などの国立科学博物館との企画展 や、上野動物園で毎年恒例の夜間開園「真夏の夜の動物園」の企画など、さまざまなイベント・企画で動物たちの生態を紹介している。

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