子育て情報『自慢が多い子は承認欲求が強い。自己主張がエスカレートする原因は「親の褒め方」だった』

自慢が多い子は承認欲求が強い。自己主張がエスカレートする原因は「親の褒め方」だった

目次

・子どもの自慢話に深い意味はない!
・自慢する子としない子、その違いとは
・承認欲求を満たすことが第一歩
・自慢 “される” 側の悩み
自慢が多い子は承認欲求が強い。自己主張がエスカレートする原因は「親の褒め方」だった

小さい子どもは、いつだって大人に褒めてもらいたいもの。みなさんの中にも、「いい子だね」と褒めてもらうために難しいことにもチャレンジするお子さんの姿を見ては、微笑ましい気持ちになっている人も多いのでは?

しかし時に、「○○ちゃんのママ、わたし◯○ちゃんより上手にできるよ!」と、お友だちと比べて自分のほうが優秀だとアピールする子や、どんな話題でも強引に自分の自慢話に持っていこうとする子に対して、どのように反応すべきか悩むこともありますよね。もしくは、わが子が自慢ばかりすることに悩みを抱えている親御さんもいるかもしれません。

そこで今回は、自慢話ばかりする子どもについて、その心理メカニズムと対処法を考えていきましょう。

子どもの自慢話に深い意味はない!

そもそも子どもが話す内容について、いちいち深読みしたり、「どういうつもりでこんなことを言うのかな?」と気に病んだりすることはあまりないでしょう。大人同士の会話では、謙遜やお世辞、駆け引きなどが複雑に絡み合いがちですが、子どもは思ったことをそのまま言葉にすることが多いからです。

したがって、「たくさんおもちゃ買ってもらったんだ~!」「○○ちゃんよりもピアノ上手に弾けるよ!」「クラスで一番サッカーがうまいんだ!」などは、子どもならではの素直な発言。
ほとんどのお子さんは、大なり小なり気軽に自慢話をしているはずです。

教育評論家の親野智可等先生によると、小さな子どもは、嬉しい気持ちと自慢の区別がつかないといいます。たとえば大人の世界では鼻持ちならない自慢に見えるものも、小さな子どもにとっては必ずしもそうとは限らないとのこと。子どもがその瞬間に感じた嬉しい気持ちや、「自分にもできる。やってみたい」という気持ちのストレートな表現に過ぎないこともあるため、あまり深刻に受け止める必要はありません。

自慢が多い子は承認欲求が強い。自己主張がエスカレートする原因は「親の褒め方」だった


自慢する子としない子、その違いとは

とはいえ、自慢話ばかりしている印象がある子がいる一方で、どんなに優れた能力をもっていても、またどんなに努力をしていても、他人にはいっさい自慢することがない子もいます。その違いはどこから生まれるのでしょうか。
誰もが持つ “承認欲求”。
どうして人より強くなるの?
そもそも “自慢” は、「自分を他人に認められたい」「高い評価を得たい」という『承認欲求』に起因しています。承認欲求は、心理学者アブラハム・マズローが定義している “人間の根源的な5つの欲求” のうちひとつ。

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