子育て情報『何枚着せる? 冬の洋服選びの注意点。親が神経質になるのはNGです』

2020年1月8日 09:18

何枚着せる? 冬の洋服選びの注意点。親が神経質になるのはNGです

【親御さんからの質問 1】

子どもに「暑いんだけど……」と言われながらも、肌着+保温や発熱機能に優れた下着+長袖シャツ+トレーナーを着せていました。しかし、「体育の着替えのとき、ほかの子はこんなに着てなかった!」と子ども言われ、着せすぎていたのかな?と心配になりました。でもやっぱり外に出ると寒いと感じますし、風邪をひくのではないかと不安になってつい何枚も重ね着をさせてしまいます。

子どもは大人と比べて、たしかに体温調節能力は低いかもしれませんが、まずは暑かったら自分で脱げる力をつけたいものです。子どもの体に触ってみると意外に温かいので、よほど寒い地域でなければ保温や発熱機能に優れた下着は必要ありません。それよりも、木綿の下着にセーターなどの重ね着をするほうがいいでしょう。大切なのは、子ども自身が「暑かったら脱ぐ」「寒くなったら着る」という力をつけるように働きかけてあげることです。

保健だより1月号冬の外遊びと洋服選び05


少しくらい寒くても大丈夫。
神経質にならないで

【親御さんからの質問 2】

夜寝るときの室温やパジャマについて相談します。暖房をつけながら寝るときに適した温度はどれくらいがベストですか?乾燥すると風邪をひきやすいと聞きますが、加湿器は必要でしょうか?また寝間着について、フリース素材のパジャマを着せて、その上に毛布のベストを着せていますが、夜中に部屋をのぞくと大汗をかいていることも……。やはり着せすぎでしょうか?朝はとても冷えるので、たくさん着せておいたほうが安心です。

寝るときの室温を20℃前後くらいで保っていれば、パジャマの上に何かを着せる必要はありません。湿度を保ちたいときは、濡れたタオルなどをかけておくだけでもいいでしょう。逆に、着せすぎで汗をかいて冷えることで、かえって風邪をひくということも。長袖、長ズボンのパジャマ1枚で十分です。寒さに弱いお子さんなら、パジャマの下に下着を着せるほうがいいでしょう。
寝る前に湯たんぽなどでお布団の中を暖かくしておくと、気持ちよく眠りにつくことができます。また、寝る前に少しぬるめのお湯にゆっくり入ると体が温まったまま眠れます。

ただし、大切なのはあまり神経質にならないこと。子どもは少しぐらい寒くても暑くても大丈夫です。そのためには、冒頭にお話ししたように、寒さや暑さの体験をたっぷりさせて、外の気温の変化に強い体をつくることを心がけて。

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