“タンパク質不足”に要注意。子どもの頭をよくしてくれる、実は身近な「ブレインフード」
高GI食品は、集中力を下げたり「もっと甘いものが食べたい!」という欲求を引き起こしたりしてしまうので注意してください。
そして、頭をよくするためにも、日頃から子どもたちが楽しく食事をする環境づくりも心がけてほしいことです。楽しく食べると副交感神経が活性化し、消化吸収がスムーズになります。またなにより、神経伝達物質であるドーパミンが分泌されて脳の活性化にもつながります。
子どもの消化能力は、大人ほどではありません。学習能力を上げるには良質な睡眠をとることも欠かせませんから、良質な睡眠を妨げる要因となる寝る直前の食べすぎや、遅い時間の夕食は避けたいものです。「ちゃんとごはんをつくると遅くなってしまいそう……」というときには、今回ご紹介するレシピのように、1品に栄養を詰め込んで、あとは具沢山お味噌汁を添えるだけというような組み合わせでもいいのです。「手抜き」と思わずに知識を上手に活用してください。
レシピ◆5分でできる!ブレインフードチャーハン
【材料】ひとり分
- 卵1個
- 納豆1パック(タレも使用)
- 雑穀ごはん軽く茶碗1杯分
- 小ねぎお好み
- ごま油小さじ2
- 水小さじ1
- 鶏ガラスープの素小さじ1/2
【作り方】
フライパンにごま油をしいて火にかけるボウルにごま油以外のすべての材料をいれてかき混ぜ、1に入れる3分ほど、パラリとするまで炒めてできあがり(大人用には胡椒をふってもOK)【主な食材に含まれる栄養素】
- 卵……免疫力を高めるビタミンAなど成長期にとりたい栄養が豊富
- 納豆……ねぎとあわせると、納豆に含まれるビタミンB1の吸収が高まる
- 雑穀……食物繊維
■ 栄養士・幼児食インストラクター 笠井奈津子さん 連載記事一覧
第1回:子どもが食べやすく、親の準備もしやすい。勉強に集中できる「良質な朝ごはん」のつくり方
第2回:“タンパク質不足”に要注意。子どもの頭をよくしてくれる、実は身近な「ブレインフード」
第3回:脳を発達させる食材といえば、やっぱりコレ!苦手な子でも食べやすくなる、魚の調理法(※近日公開)
第4回:「子どもの集中力がない」それ、おやつのせいかも?甘いお菓子が脳に良くない理由とは(※近日公開)
【保育士が明かす】登園しぶり解決法 〜”魔法の言葉”と絶対避けたいNG対応〜