子育て情報『「進級できない。スイミングやめたい!」と子どもがいったら、親はどうすればいい?』

「進級できない。スイミングやめたい!」と子どもがいったら、親はどうすればいい?


やりたくないことを無理やりやらされると、子どもの成長にとって悪影響しかありません。嫌なことでは頑張れませんし、叱られることも増えます。能力も伸びませんし、自信もなくなります。暗い気持ちでいる時間が長くなるのは、性格形成のうえでも良くありません。

(引用元:日経DUAL|「習い事をやめたい」と言われたら、やめさせるべき)※太字は筆者が施した

■子どもの頑張りや挑戦を認める言葉はOK
一方で、子どもの頑張りや挑戦を認めるほめ言葉は積極的にかけてあげましょう。教育・子育てアドバイザーの鳥居りんこ氏によれば、「頑張ったね(頑張ってるね)」「ナイストライ」「いい経験をしたね」「結果を気にせず楽しもう!」などの言葉はとても有効だとのこと。こういった声かけは、進級テストの合否を問わずできるのではないでしょうか。

また、これらの声かけが励みになって、目の前の壁を乗り越えられる可能性もあります。
子どもはきっとやる気を取り戻すことでしょう。

子どもがスイミングをやめたいと言ったらどうするか04


そもそも、なんのためのスイミング(習い事)なのか

前出のとおり、子どもがスイミングスクールに通うことを嫌がっているのであれば「辞める」という選択肢も視野に入れるといいでしょう。子どものSOSサインをきっかけに、「そもそも、なんのためのスイミング(習い事)なのか」を考えてみるのも悪くありません。

親野氏は、「習い事をとおして子どもの“好き”を応援してあげてほしい」といいます。子どもは夢中になる体験によって、思考力や集中力、創造力、記憶力などを総合的に発達させるからです。さらに、親がいつも応援してくれることで、子どもは感謝の気持ちを覚え、親子関係がより良いものになります。これらは、無理やり通わせていては実現しないことですよね。

また、スイミングのみならず多数の習い事に通わせている場合は、詰め込みすぎという点にも注意が必要です。
教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、「子どもにさまざまなスキルを身につけさせようとすることは、必要かどうかもわからないアプリをスマホに入れているようなもの」といいます。アプリを入れすぎたスマートフォンが動作に不具合を起こすように、過度な負担は子どもに悪影響を及ぼすおそれがあるのです。

そこでおおた氏がすすめるのは、「子どもにあれこれ習い事をさせるより、ぼーっとする時間を与える」ということ。ぼーっとする時間は子どもに考える時間を与え、自発性を育み、自分で自分の進むべき道を決められる人間に成長させるのです。

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