将来成功するのは「なぜか人に好かれる子」。渋野日向子選手の自己肯定感は高い?
ひとりでも充実した時間を過ごせるけれど、友だちともうまく付き合っていける、そんなバランス感覚に優れたタイプが「友だち力」が高いといえるでしょう。
自己肯定感と柔軟さが人に好かれる素地になる
世界で活躍するスポーツ選手や成功者には、「人に好かれる魅力」が備わっています。最近では、“シブコブーム” を巻き起こした女子プロゴルファーの渋野日向子選手が記憶に新しいのではないでしょうか。弾ける笑顔で瞬く間に人気者になった渋野選手の魅力を、精神科医の和田秀樹先生は次のように分析しています。
持って生まれた性格もあるのでしょうが、渋野さんは、勝ったときに自分が喜ぶタイプというより、勝ったときに周りの人間が幸せになるタイプですよね。つまり、「勝ってよかったね」と周りに思わせるかわいさがある。全英で勝って帰国し、「賞金女王になりたい」と言っても、「なんだよ、いきなり天狗かよ」とは思わせない。そういう発言すらかわいく見えるところが、彼女の強みですよね。
(引用元:web Sportiva|渋野日向子が愛される理由。精神科医「周りの人間を幸せにするタイプ」)
和田先生によると、渋野選手が周囲の人を幸せにできる理由は、「自分を信じることができているから」だそうです。自分を信じていない人間はプレッシャーに弱く、周りに左右されがち。そしてなにより、自分の実力を信じる強さが根底にあるからこそ、人の意見を聞き入れて取り入れる“柔軟性”も発揮できているといいます。明るく楽観的な印象を与える渋野選手ですが、根っこにあるのは、強い自己肯定感や柔軟な対応力であるといえるでしょう。
「好かれる子」は将来成功する!?
これまでに約4,000人の生徒・学生を指導してきた獨協大学名誉教授の永井伸一先生は、「なぜか好かれる子」が人生で成功している例をいくつも見てきたといいます。クラスの中で誰からも好かれる子は、「言動が楽しく」「誰とでも気さくに話ができて」「いつも生き生きと目を輝かせて」「毎日を楽しんでいる」という特徴が見られます。そういった子たちは、社会人になってからも良い友人に囲まれ、困難な局面でも自然と誰かが助けてくれるバックアップがあるそう。
さらに永井先生は、“人に好かれる力”につながる気質として、いくつかの特徴を挙げています。たとえば、「優しい性格で、人の気持ちを思いやれる」