子育て情報『非認知能力は育っているか? 子どもが「目をキラキラさせる世界」があれば安心です』

2020年1月30日 09:09

非認知能力は育っているか? 子どもが「目をキラキラさせる世界」があれば安心です

家のなかで何度もソファに昇り降りする遊びを面白がっているのなら、「ソファがへたっちゃうでしょ!」なんて叱らずに遊ばせてあげればいい。そういう親の姿勢が、子どもの非認知能力を育てていくのです。

また、子どもの興味関心は、子どもに非認知能力が育っているかどうかのひとつの目安にもなります。非認知能力はそもそも測ることが難しい力ですから、本来、「これができていれば非認知能力が育っている」といった明確な基準はありません。ただ、非認知能力の多くは、先に述べたように興味関心、主体性から生まれてくるもの。ですから、子どもが目を輝かせて強い興味を示すような世界を持っているようなら、ひとまずは安心していいでしょう。

大豆生田啓友先生インタビュー_非認知能力の育て方104


■ 玉川大学教育学部教授・大豆生田啓友先生 インタビュー一覧
第1回:非認知能力は育っているか?子どもが「目をキラキラさせる世界」があれば安心です
第2回:かわいい子には“いたずら”をさせよ!?「自由に遊んでいいよ」で子どもは学ぶ(※近日公開)
第3回:親が先回りしたら「自己決定力」は育たない。幼くても決断力を伸ばせる声かけのコツ(※近日公開)
第4回:イヤイヤ期に「悩まない、苦しまない」。
子育ては“ほどほど”がちょうどいい(※近日公開)

『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』
大豆生田啓友・大豆生田千夏 著/講談社(2019)
大豆生田啓友先生著書


【プロフィール】
大豆生田啓友(おおまめうだ・ひろとも)
玉川大学教育学部教授。青山学院大学大学院文学研究科教育学専攻修了後、青山学院幼稚園教諭等を経て、現職。専門は乳幼児教育学・保育学で、現在、日本保育学会副会長。メディア出演も数多い。著書は、『子育てを元気にする絵本』(エイデル研究所)、『非認知能力を育てる あそびのレシピ 0~5歳児のあと伸びする力を高める』(講談社)、『日本が誇る!ていねいな保育 0・1・2歳児のクラスの現場から』(小学館)、『マンガでわかる! 保育っていいね』(ひかりのくに)、『子どもの姿ベースの指導計画』(フレーベル館)、『あそびから生まれる動的環境デザイン』(学研みらい)、『21世紀型保育の探求-倉橋惣三を旅する』(フレーベル館)、『子育てを元気にすることば』(エイデル研究所)他、多数。

【ライタープロフィール】
清家茂樹(せいけ・しげき)
1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。

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