「メンタルが弱い子」と「メンタルが強い子」8つの違い。“折れない心” はどう育てる?
ここ数年で、世のなかが一変するような大事件や、平凡な日常生活を送ることが困難になるような出来事がいくつも起きています。いまはなんと言っても、新型コロナウィルスによる影響が大きく響いていますよね。このような時代だからこそ、未来を生きる子どもたちには強くたくましく育ってほしいと願うばかりです。
今回は、「メンタルが強い子に育てるためにすべきこと」について考えていきましょう。
強いメンタルは楽しい人生を送る武器になる
「メンタルが弱い人」と聞いて思い浮かぶのは、次のような特徴があるのではないでしょうか。プレッシャーに弱い、傷つきやすい、すぐに落ち込む、自信がなくてまわりに流されやすい――。反対に、プレッシャーに強く、落ち込んでもすぐに立ち直ることができ、しなやかな精神力を兼ね備えている人は、「メンタルが強い人」に分類されます。
“メンタルを鍛える” と聞くと、スポーツ選手のように勝負の世界に生きている人が、大事な局面で最大限に実力を発揮するためのものだと思われがちです。しかし、普段の日常生活でも、メンタルの強さが求められる場面はたくさんあります。
それは小さな子どもでも同じです。たとえば、お友だちに話しかけたものの返事がなかったとします。ある子どもは、「きっと僕のことが嫌いなんだ。だから無視したんだ」と思い込んで泣いてしまうかもしれません。
一方で、「声が小さかったから聞こえなかったのかな?」「ほかの子と遊ぶのに夢中になっているから聞こえなかったのかな?」と思い、“次はこうしよう” と気持ちを切り替えられる子もいます。些細なことですが、前者よりも後者のほうが「メンタルが強い」ですよね。
受験や就職といった人生を決める大勝負はもちろん、社会に出てからの長い人生のなかでは、強い精神力で乗り越えなければならない場面は数えきれないほど出てくるでしょう。
もし自分の子どもが、入社直後に「先輩に注意された」「営業先の人に冷たくされた」という理由だけで、会社を辞めてしまったら?落ち込んでも自分の力で立ち直ることができる強い心を育むために、私たち親がいまできることはなんなのでしょうか。
メンタルが弱い子とメンタルが強い子の違い
メンタルが弱い子とメンタルが強い子、具体的にはどのような特徴が見られるのでしょうか。
■メンタルが弱い子
・自信がなく、何かに挑戦する前から諦める
・少しでも壁にぶつかったら諦める
・傷つくのを恐れるあまり、交友関係が広がらない
・「自分はダメな人間だ」