子育て情報『「メンタルが弱い子」と「メンタルが強い子」8つの違い。“折れない心” はどう育てる?』

2020年8月30日 06:29

「メンタルが弱い子」と「メンタルが強い子」8つの違い。“折れない心” はどう育てる?

しかし、これでは子どもは「自分は怖いと感じた。その気持ちは間違っているの?」と思い、これから先も感情を抑え込むようになりかねません。

この場合、まずは「怖いと感じているんだね」と子どもの素直な感情を受け止めてあげましょう。励ますのはそのあと、「でも○◯ちゃんならきっと乗り越えられるよ」「◯○くんが強いこと、お母さんはちゃんと知っているよ」といったひとことを添えて、子どもの背中を押してあげます。

■過保護にならない
「過保護であること」は、子どもメンタルを強くするにはマイナスでしかありません。毎日「宿題やったの?」「忘れ物ない?」としつこく聞いていませんか?「子どもが失敗しないように」と先回りして世話を焼く親心は理解できますが、メンタルが強い子の親は、ある程度は子どもの行動を放任し、自然の成り行きに任せる傾向があります。それはたとえ間違った結果になっても、子どもが自分で気づき、考え、乗り越えるために努力できると信じているからです。

■親の意見を押しつけない
精神科の医師である中嶋泰憲先生は、「得意分野をつくる」ことも子どものメンタルを強くする方法だと述べています。
たとえば、本当はバスケットボールが好きで上手なのに、親の希望で苦手なピアノを習わせている場合、ピアノのレッスンを続ければ続けるほど劣等感を抱くようになります。この劣等感が、子どもから自信を奪うのです。

得意な分野をぐんぐん伸ばしていける環境を用意してあげて、あとは見守ってあげるだけで、子どもは自分で自信を手に入れます。それはいずれ自己肯定感へとつながり、強いメンタルの素地となるのです。

***
レジリエンス(折れない心)という言葉が注目を集めるように、近頃では子どもの精神力を強くするために頑張っている親御さんが増えてきています。しかし本当は、親が何かを “してあげる” ことではなく、“あえてしない” ことが重要なのかもしれませんね。(参考)
伸芽’S クラブ|メンタルが強い子に育てたい!子どもの精神力を鍛える方法とは?
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|5人に1人は「人一倍敏感」である。“すぐに傷つく心のメカニズム”と声かけのコツ
Z会さぽナビ|特集 折れない心を育てる
BUSINESS INSIDER|メンタルの強い子どもに育てたいなら、今すぐ止めるべき7つの子育て習慣
All About|メンタルを強くする方法精神医学から考える育て方【メンタルヘルス】

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